夫が亡くなったとき、私は正社員として働き始めたいと考え、就活を開始しました。今の会社に応募し、再会したのが地元の幼馴染みでこの会社の社長だったのです!
私は正社員として働き始め、数カ月後に縁あってお付き合いすることになりました。
苦手なママ友
私たちが娘と住んでいるのは、古いアパートです。この家を選んだ理由は、娘の教育資金を貯めるため。古くて狭いものの、住み心地もよく気に入っています。
ある日、娘の友達が家に遊びに来てくれました。2人はとても仲が良く、見ているこちらがほほえましくなるほどです。
しかし、その母親・A美が苦手です。いつもブランドものの服や鞄を自慢してきて、シングルマザーでアパート暮らしの私を「こんな地面に近いところによく住めるわね」と平気で嫌味を言ってくるような人。
おまけにこのA美の夫は私の上司なのですが、ややこしいことになりそうだったので、A美には内緒にしておくことにしました。
私に気がある!?ママ友が勘違い
A美は、私の彼氏と同じタワマンに住んでいます。ある日、家に遊びに来てくれたA美の娘を、タワマンまで送りに行ったときのことです。
A美に挨拶をしていると、ちょうどそこへ彼氏が通りかかりました。彼は私に笑顔で手を振ってくれたのですが、A美は「えっ……あのイケメン、今私に手を振ってくれたよね!?」と自分に気があると勘違い!
私に手を振ってくれたと言い出せずその場で別れると、A美はその日を境に、美容サロンに頻繁に通い始め、彼に猛アピールしはじめました。
迷惑行為がエスカレート
A美はマンション内で彼のあとをつけたり、待ち伏せをしたりと迷惑行為をするようになり、次第にエスカレート。彼を困らせるようになりました。
帰宅するとマンションのホールで突然A美が出て来て「私もあなたのことが好きです♡」と、部屋番号と連絡先が書かれた手紙を渡されたこともあったそう。
あまりのしつこさに疲弊した彼は、悩みに悩んだ末、部下であるA美の夫にすべてを打ち明けました。
真実を知ったママ友の末路
A美は激怒した夫に詰め寄られ、これまでの迷惑行為を認めたそうです。
それから数日後、アパートに引っ越しの挨拶に来た人がいました。なんとその人は、例のA美!「同じアパートだけど、私の方があなたより上なんだから!」とまだマウントを取ろうとしてきます。
私はA美の夫と同じ会社で働いていること、会社の社長と結婚することになり、娘と一緒にタワマンに引っ越すことを伝えました。
A美はすごく驚いた様子で、とても悔しそう……!「えっ! そんなぁ……」とがっくりしていました。
人を住むところだけで判断するものではありません。人生は思いがけないことが起こるもので、1日で立場が逆転してしまうこともあるでしょう。大切なのは、他人を見た目で判断せずに尊重し、心からの思いやりを持って接することだと、私は思います。