一緒に暮らしはじめると、夫は家事全般がまったくできないことが発覚。自分のことも自分でできません。
家事スキルゼロの夫
夫は食べたものは食べっぱなし、靴下や服は脱ぎっぱなし、どこに何が入っているのかさえも分からないほど、何もできません。結婚初期は夫に家事を教えようと試みましたが、夫には学ぶ意欲がなく、努力は無駄に終わりました。
結局私が仕事終わりに家事をすべてしているのですが、「ありがとう」と言ってもらったこともありません。
そんなある平日の夜、夫が突然同僚2人を家に連れてきました。
同僚に羨ましがられるも……
同僚と飲んでいて、家で二次会をしようという話になったとのこと。連絡もなく急に連れてこられたので、食材もほとんどありません。私は内心焦りながらも、冷凍庫のストックをフル活用しておつまみを数種類用意しました。
同僚たちは「やっぱり結婚っていいよな~。奥さんは料理もうまいし、お前ほんと羨ましいよ!」と言い、褒めてくれました。
私が喜んだ矢先、夫は信じられない発言をしたのです。
「結婚は最悪!」夫の発言にあ然
「お前ら、結婚を甘く見るんじゃねーぞ! 結婚なんて最悪だ! うちの嫁、本当何もしなくてさ。ごはんも作らないからいつも冷凍食品ばっかりなんだぜ」と私の悪口を言い始めたのです。
その後も月に1度くらいのペースで、連絡もなく突然同僚を家に連れて来ては、根拠のない非難をしてきます。
毎日仕事のあと家事も必死にやっているのに毎回「何もしない」と悪口ばかり言われ、私も我慢の限界!
翌朝、「これからあなたの事は何もしません。自分の事はすべて自分でやってね」と言い放ち、夫の食事の準備はもちろん、夫の分の洗濯も掃除もしないことにしました。
夫は実家へ修行に
夫は慌てて謝ってきましたが、そう簡単には許しません。私が夫の身の回りの世話をしなくなった途端、家の中は荒れ放題。そして私は義母を家に招待することにしました。
荒れ果てた家を見て、義母は驚きを隠せない様子。そして私は夫のこれまでの態度をすべて義母に打ち明けました。
義母は激怒し「あなた、一体何様のつもり!?」と夫を叱りってくれました。
そして「息子がこんな風になったのは私の責任よね。2カ月預っていい? 家事のイロハを叩きこむから!」と言ってきました。
2カ月の間、夫に家事をすべて叩き込んでくれるとのこと。それでも変わらないようであれば、すぐに離婚していいとまで言ってくれました
2カ月後、夫の変化は
それから2カ月、夫は義両親に掃除・炊事・洗濯などすべての家事を教えこまれた様子。2カ月後に、義実家で夫の手料理を振る舞ってもらうことになりました。
久しぶりに夫と再会すると、「俺、今まで甘えてた。家事って本当に大変なんだな……これまでのこと、申し訳ない」と謝罪してくれたのです。義実家での生活を通じて、これまでの自分を反省したようでした。
その後、夫の謝罪を受け入れ、私たちはまた一緒に住み始めました。夫は2カ月前とは別人のように家のことを率先してやってくれるようになりました。これからは2人で支え合いながら生活していければと思っています。