いろいろなつわりの種類がありますが、「よだれつわり」というものがあることをご存知でしょうか。私は現在妊娠7カ月で2人目を妊娠中ですが、1人目のときから大変だったのがよだれつわりでした。1人目のときは、妊娠初期から出産直前まで続いた、よだれつわり。今回の妊娠でも、今なお続いている症状とその対策についてお伝えします。
「よだれつわり」って?
よだれつわりは、妊娠によって唾液量が大量に増えることだといわれています。口の中が唾液でいっぱいになり、唾液が飲み込めない状態になることも。私の場合、唾液を飲み込もうとすると嫌悪感や吐き気が襲ってきて、ふだんはできている「唾液を飲む」ということができなくなりました。
何もしなくても唾液がどんどん出てきますが、食べ物を食べるとそれはさらに増し、あふれ出てきた唾液を吐き出さないと気持ち悪い状態が続きました。ひどいときには1分に1回は「ペッ」と、唾液を吐いていないと口の中が唾液でいっぱいになりました。
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自宅でのよだれつわり対処法
とにかく口の中に溜まっていく唾液。私の場合、飲み込めなかったため吐き出す必要がありました。自宅では、最初は洗面所で唾液を吐き出していましたが、それでは追いつかず、ティッシュに「ペッ」と吐いて捨てるように。ところが、ティッシュを大量消費してしまううえに、口のまわりがカサカサに荒れてしまいました。
そこで、紙コップに唾液を吐き、トイレの際などに紙コップの中身を捨てて新しい紙コップに替えることにしました。コストもそれほどかからず口のまわりも荒れないので、現在も自宅では紙コップに唾液を吐き出しています。他人に見られると不快な思いをさせてしまうかもしれないので、あくまで自宅でのおすすめ対処法です。
外出時のよだれつわり対処法
外出時は、紙コップの代わりに、飲み口の大きなフタ付きの飲料缶を活用するのがおすすめです。飲料缶に唾液を吐くときも、トイレに行くタイミングなどで中身を捨てすすいでおくと、においなどもあまり気になりませんでした。
缶ではなくペットボトルでもいいのですが、透明なため、ボトルを覆うカバーも必要になります。また、ペットボトルだと飲み口がせまいことから、唾液を吐き出すときにうまくボトルに入らず、こぼれてしまったという失敗をしたことがありました。
まわりの妊娠経験者にも「そんなつわりがあるの!?」となかなか理解してもらえない「よだれつわり」。1人目のときは、出産直後にその症状が消え、ビックリしました。「つわり」である以上は、必ず終わりがあります!いま「よだれつわり」で苦しんでいる方、工夫をしながら一緒に乗り切りましょう。(TEXT:ママライター岩田かおる)