エレベーターで起こった事件
先日、義親族と一緒にテーマパークを目的とした旅行に行きました。わが家の5歳の長男と、義兄の息子である甥っ子は誕生日が1カ月違いで、親族が集まるといつも行動を共にする仲良しです。
ホテルに宿泊した際、みんなで大浴場に行こうとしたときのことです。大浴場の近くのエレベーターは定員が6人で、全員は乗れなかったので先発組と後発組に別れることに。
長男と甥っ子が先にエレベーターに入り、次に車いすに乗っている義祖母に先に乗ってもらおうと、エレベーターの外から義兄がボタンを押していたのですが、義祖母が私に「〇〇ちゃん(次男)のベビーカーが先でいいよ」と言ってくれました。私がお礼を言い、エレベーターに乗り込もうと歩いている最中に、なぜかゆっくりとエレベーターのドアは閉まってしまいました。
すぐ近くにいた義兄が手を入れようとしましたが、時すでに遅し。長男と甥っ子だけが乗ったエレベーターが動き出してしまったのです。甥っ子が1階のボタンを押してくれていたので、義兄と夫は階段を使って急いで1階へ。
私もすぐに隣のエレベーターで追いかけ、無事に長男と甥っ子に会うことができました。甥っ子はパニックになり泣き叫び、長男は耳をふさいで「泣き声がうるさすぎ」と、意外にも冷静にむすっとしていました。
今回は何ごともなくてよかったのですが、もしエレベーターが緊急停止したり、エレベーター内で何かあったりしたら……と、ヒヤッとした出来事でした。このことがあってからは、子どもをエレベーターに乗せるときは、必ず大人も同じタイミングで乗るようにしています。
ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように!
イラスト/海乃けだま
著者:吉川 みきな
15歳女の子と5歳と1歳の男の子の年の差きょうだいを育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。