いつもより早く帰宅した夫
夫が仕事から帰宅するのは、夜の10時〜11時ごろです。しかし、その日は珍しく夜の8時に帰ってきて、ワンオペで育児をしている私は「仕事が早く終わってよかった!」と思いました。
そして、ふと夫の手を見ると買い物袋が。買い物をしてから帰ってきたようですが、正直、「買い物をする時間があるなら、そのぶん早く帰ってきてくれたらいいのに……」と考えてしまいました。買い物であれば、私が日中に行くことができます。そのため、夫には1分でも早く家に帰ってきて育児を手伝ってほしい思いがあったのです。
自分の気持ちを正直に伝えようとも思いましたが、買ってきてくれたことに感謝したほうが夫婦関係は円満になるかもしれません。また、夫にも好きに買い物をしたいときはあるだろうと考え、私はぐっと言葉を飲み込み、「買い物してくれたんだね。ありがとう」とだけ言いました。
夫が買ってきたモノは…
翌朝、休日出勤のため家を出た夫。私が起きたときにはすでに自宅におらず、ふとスマートフォンを見ると「冷蔵庫の奥に昨日買ってきたプリンがあるから、食べていいよ」とのメッセージが入っていました。
どうやら夫は昨日、私のためにプリンを買ってきてくれていたよう。これは夫なりの私への気づかいなのでしょうが、休日に子どもの面倒を見ながらワンオペ育児をしていると、プリンを食べる暇はありません。結局、その日は家事や育児をこなすことに精一杯で、食べることなく夜になっていました。
夫の言葉に心の中でブチギレ
そして、いつものように夜遅く帰ってきた夫は、冷蔵庫に残っているプリンを見つけると「プリン食べなかったの? 何で?」とポツリ。この言葉を無神経だと感じた私は、今日1日どれだけ大変だったのか夫はまったく理解していないのかと、心の中でブチギレ。
その後、子どもが寝静まってから夫に向かって、想像もつかないくらい大変な1日であったことを懇々と諭したのでした。今考えると、夫に悪気などなく、単純に疑問に思って聞いただけだったのでしょうが……。
私としても、夫に怒りたいわけではありません。プリンも食べられないほど忙しい日々に解決策を見出し、夫の行動にイライラしないよう、もっと心に余裕を持ちたいと思っています。
著者/nanoka22
イラスト/もふたむ
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