最上階にあるラウンジに家族で行ってみると、そこには娘の友達もいて、子どもたちはすぐに遊び始めました。しかし、その子の母親・A子がとんでもない人だったのです。
マウントママとの出会い
引っ越してきたばかりの私たちにとって、マンション内での新しい出会いは楽しみの一つです。ラウンジで娘の友達の母親・A子に挨拶を交わしました。しかし、挨拶もそこそこに、彼女は突然「ところで、あなたは何階に住んでるの?」と尋ねてきました。
私が6階だと答えると、「あら低層階!? ダッサ! このラウンジは高層階の人たち向けの場所よ。ごめんなさいねぇ」とまさかの発言。その後も、マンション内で顔を合わせるたびに、嫌味を言われるようになりました。
私はエレベーターの混雑に巻き込まれることもなく、日々階段を使って運動もできる6階が気に入っています。そのことをA子に伝えても、負け惜しみだと信じてくれる様子はありません。
意外な助け舟
そんなある日、エレベーターホールでまたA子と遭遇し、いつものように嫌味を言われているところに、意外な人物が現れました。「あら、おはよう! お元気?」と声をかけてきたのは、私の祖母。
祖母は同じタワマンで、A子よりも上層階に住んでいます。「最近、高層階マウントを取る迷惑なママさんがいるって噂を聞いたの。被害に遭ってない?」と言ってきました。この話を聞いたA子はソワソワし始めました。
マウントママのその後
祖母はA子がその迷惑ママであることを察し、「高層階に住む人ほど偉いってわけじゃない。もしその迷惑ママとやらが今後も住人たちに迷惑な言動を続けるようなら、次の理事会で議題にあげるしかないわねぇ」とA子に聞こえるように言いました。
その後、A子はタワマン全体に自分が『迷惑なマウントママ』として周知されることを恐れてか、私にマウント発言をしてくることはなくなりました。
今後は同じマンションの住人同士、マウントを取り合うのではなく、助け合い、温かいコミュニティを築けるといいなと思っています。