産院を退院してから、離乳食が始まるまで、私は完全母乳で娘を育てていました。ありがたいことに、マイナートラブルはありながらも、溢れるほどの母乳が出てくれていたのですが、それが裏目に出てしまって悩んだ時期がありました。その時期をどう乗り越えたのかご紹介します。
最初は素直に飲んでくれていた
授乳が始まったばかりのころはとくに問題なく、赤ちゃんも満足するまで口を離さずに母乳を飲んでくれていました。
ところが、おっぱいが張り出してきたたころ、赤ちゃんが突然おっぱいをいやがり、途中で口を離してしまうことが多くなったのです。乳首を赤ちゃんの口へ持っていっても、いやがって泣くこともありました。
原因は母乳の勢いがよすぎたこと
悩んでいるとき、インターネットで助産師の方が記事を執筆しているサイトに出会い、そこで初めて「母乳の勢いがよすぎると、赤ちゃんのペースで飲めなくていやがることがある」ということを知りました。
それを知ってから、助産師の方が書いているアドバイスやほかのママたちがおこなっている対処法を調べては試す、試行錯誤の授乳が続きました。
2つの対処法を実践
いろいろと試行錯誤した結果、「赤ちゃんが口を外したら乳首の付け根や乳輪を指で摘み、母乳の勢いが落ち着くまで待つこと」「きゅーっという感覚で母乳が作られていることを感じたら胸寄りの脇の下を抑え、母乳が勢いよく出過ぎないように気を使うこと」という2つの対処法にたどり着きました。
ただし、乳首を摘む方法は、おっぱいに爪で傷を付けてしまう可能性があるので注意が必要です。私はなるべく指の腹で押さえるように気を付けていました。ズボラだった私は洗濯物を減らすために指でおこないましたが、ガーゼやタオルで押さえるのもひとつの方法です。
わが子の場合、生後6カ月を過ぎるころにはいやがることなく、たくさん母乳を飲んでくれるようになりました。私と同様に、母乳はじゅうぶんに出ているのに赤ちゃんがいやがって飲んでくれないという場合はぜひ参考にしてください。(TEXT:ママライター深沢ゆい)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。