私たち夫婦の子なのに…
妊娠中、赤ちゃんの性別がなかなかわからなかったのですが、妊娠8カ月になり、ようやく女の子だと判明。夫の親戚にはしばらく女の子が生まれておらず、義母の親戚にも女の子がいなかったため、親戚みんなが女の子の誕生を心待ちにしてくれていました。
そこで私の子どもの名前に関して暴走したのが義母です。義母の子どもは息子が3人。女の子の育児ができなかったため、「もし私が女の子を産んでいたら、絶対名前に使いたかった漢字があるのよ! 使ってちょうだい!」と言い出したのです。
しかし、事前に私たち夫婦で考えていた漢字と似ていたことと、画数が多い漢字だったこともあり、夫婦で話し合って義母が提案した漢字の採用は見送りました。すると、このことで義母はかなり激怒し、しばらく文句を言われて大変な日々を送ることに……。
そんななか、義母の考えた漢字を不採用にしたという話が義弟一家に伝わると、義弟夫婦が「子どもの名前に口を出すなんて」とこちらの肩を持ってくれました。そのおかげで、この一件はひとまず落ち着きましたが、今でも「あのときの漢字のほうがよかった」などと言われることも……。しかし義母ではなく、私たち夫婦の子なので、その話は毎回うまくかわすようにしています。
著者:山野田舎子/女性・パート。3歳の娘を育てる母。飲食店でパートを頑張っている。趣味はポイ活。
イラスト:赤身まぐろ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています