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ウソッ…!生理は2週間前にきたばかりなのに。突然の事態に焦っていたときハッとさせられて

40代である私は、数年前、薬局に勤めていました。時期的に患者さんも多いタイミングで、その日は朝からバタバタ。そんなとき、ふとおしりに冷たい感覚が。「何だろう?」と立ち上がると、同僚から焦った様子で声をかけられて……。

おしりにべったりと付いていたのは…

その日は時期的にも患者さんが多く、出勤してからとにかくバタバタでした。近くの病院の午前中の診察時間が終わり、患者さんの対応が一段落ついたら、今度は溜まった事務仕事。私は椅子に座り集中して入力作業をおこなっていました。

 

しばらく作業をしていると、ふとおしりに冷たい感覚がありました。「何だろう?」と確認しようと立ち上がると……私の後方にいた同僚が、「加藤さん、白衣が……!」と慌てているではありませんか。

 

驚いて自分が着ていた白衣を見ると、なんとおしりの部分に経血がべっとりとついていたのです! 私が座っていた椅子にも経血の赤いシミが付いていました。生理は2週間前にきていたばかり。そのため、予想していなかった事態に私は焦ってしまいました。

 

幸い、このときは患者さんがいなかったこと、男性スタッフは昼休憩で外出していたので、見られたのはこの女性の同僚のみ。事情を説明し、同僚からナプキンを分けてもらい、私は急いでトイレへ。ボトムスはできる限り汚れを落とし、その後、予備で置いていた新しい白衣に着替えました。椅子も汚れを拭き取り、難を免れることができたのでした。同僚の前で盛大に経血漏れをしてしまい、とても恥ずかしかったですが、ナプキンを分けてくれ助けてくれた同僚には感謝しかありません。

 

生理はまだこないと思っていただけでなく、前回から2週間ほどで生理が始まってしまった私。不安に思っていると、ふと「更年期」という言葉が頭をよぎりました。更年期に入るとホルモンバランスの影響で生理周期が乱れることは知っていましたが、まだまだ先の話と、どこか他人事に思っていたのです。しかし、「私もそういう時期なのかも」とハッとさせられたのでした。

 

その後、念のため婦人科を受診。体の異常などではなく、年齢的にもやはり、更年期症状で生理周期が乱れたのだろうということでした。この一件以降、何があるかわからないと、私はナプキンを常備するように。また、これまで婦人科の受診は「面倒だな」という思いから、定期的には行けていませんでした。年齢によって変化する自分の体。これからも付き合っていくためにも、定期的な婦人科検診で、そのときの体の状態を知ることは大切だと考えさせられた出来事でした。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者/加藤奈々
イラスト/たこ

 

監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

 

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