母乳育児は、どこへ出かけても身軽でいられることも魅力です。ところが、離乳食が始まるころ、私もいろいろな悩みが出てきました。たとえば子どもがほしがるときに母乳を与えているので、どのタイミングで離乳食を与えるか?などです。今回は、私が離乳食時期に悩んだことをお伝えします。
離乳食を与えるタイミングが分からない
離乳食を始める生後6カ月ごろ、子どもがほしがるときに母乳をあげていました。授乳時間が整っていなかったこともあり、離乳食を与えるタイミングに悩みました。あまりおなかが空きすぎると離乳食ではなく、母乳をほしがってしまいます。
試行錯誤をした結果、赤ちゃんの機嫌がいいとき。さらにアレルギーなど、万が一のことを考えて、小児科があいている「午前中」がベストだと気付きました。
離乳食よりおっぱいが大好き
わが子は離乳食をたくさん食べるタイプではありませんでした。離乳食よりもおっぱいが大好きなのです。体を動かす遊びを心がけ、おなかが空くように努めましたが、食べないことが多くて悩みました。
いま振り返って気付くことは、食が細い子やよく食べる子など、子どもによって個性はさまざまだということです。そして離乳食は、「食べさせる」より「食事の習慣づくり」を意識すべきだと感じました。目的意識を変えることで、もっと楽に離乳食時期を過ごせたかなと感じています。
そろそろ離乳食の時間を整えたい!
最初のうちは時間が定まらない離乳食でしたが、慣れてきたら時間を決めたいところです。そこで、朝9時を離乳食の時間と決めてみました。
離乳食前に母乳をたくさん飲んでしまうと、離乳食の時間がずれてしまいます。興味を引くおもちゃで遊ばせるなど、おっぱいから気をそらす工夫を試み、最低1時間以上はできるだけ母乳を与えないように意識をしました。食事の時間が定まってくると、生活リズムも整いやすくなりました。
おっぱい大好きっ子に限らず、食の悩みは尽きません。もっと離乳食を食べてほしいのに……と悩むママは少なくないと思います。食の細いわが子でしたが、ある日から大食いに変身しました。その子なりのペースがあったことを実感しています。(TEXT:ママライター田中由惟)