とはいえ、時にはひとりになりたいと思うこともあります。
その代表格と言えば、意識を集中しつつも心安らぐ、“あの場所”でのひとときです。
ひとりの時間に、コンコン…!
「これ、見て見てー!」——。
大好きなパパにすぐにでも伝えたかったのでしょう、フジくんはトイレのドアを開け、下半身に意識を集中させるキトさんに声をかけるのでした。
子どもの「見て見てー!」は癒やし。楽しいこともおもしろいことも、ビックリしたことも、子どもから何かを共有されることは、親の喜びでもあります。でも、それがトイレの時間となると、ちょっとげんなり……。
しかし、フジくんのママはママで、キトさんとはまた違った不満があるようで……?
まったくもって、解せぬ…!
家族みんなで寝ることをねだるフジくんに心が和んだのもつかの間……。
「カカはあっち!」と指示され、フジくんの隣で寝る気満々だったママは、何とも言いようのない気持ちになるのでした。
フジくんを真ん中に挟むように寝るのかと思いきや、フジくんのこだわりは強く、なぜかママと隣り合わせに寝ることを拒否……! ママが苦虫をかみつぶしたような表情になるのも仕方ありませんよね。
ママにべったりだった子どもが急にパパっ子になることも、その逆も、子育て中には“あるある”なことかもしれません。コロコロと心変わりするのも、子どもならではです。ちょっぴり傷つくのは確かですが、まずはどっしりと構え、気にしないようにしたいものですね。