え!?今なんて!?
義母の余命が8月まで、子の出産予定は9月上旬、出産に間に合うかギリギリ入れ違いか……。待望の初孫でしたし、何が何でも会わせてあげたいと思っていました。
しかし、義母の体調がどんどん悪化していき、難しいかもしれないと覚悟をしていました。ただ、会えないかもしれませんが、おなかの中の赤ちゃんにはおばあちゃんの声は確実に届くはず! 孫の名前を呼んでもらえる! と思い、本当は出産後に赤ちゃんの顔を見て決めようと思っていましたが、義母のために早めに名前を決めました。
そして、病室で義母に名前を伝えたところ、「変な名前!」と一蹴されました。お義母さんのために早く決定したのに……。義母の照れ隠しだったと思いたいです。
子どもの名前はいたって普通の名前です。なのに「変な名前!」と言われた意図がわからず、たまに思い出しては疑問に思っています。いつか天国で会えたら聞いてみたいです。
著者:近藤近子/40代女性・事務職。11歳男児を育てるアラフィフワーママ。児童福祉の事務。子に発達障害があるので勉強になると児童福祉の会社へ転職したが、自分の子どもにはあまり役立てられていない。
イラスト:まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています