ランニングを続けているのに痩せない理由
ここ数年、近所の公園でランニングをするのが日課になっています。木陰の道を走り抜けるのはリフレッシュできて欠かせない時間なのですが、最近やや体が重く感じます。気になって体重計に乗ってみたところ、最後に測ってから体重が2kgも増えていました。食事も気を付けているし、ずっと走り続けているのに……。何も努力していないならわかりますが、毎日走っているのになぜ? これはさすがにショックでした。
そこで、なんとか元の体重に戻そうと、まずはランニングでどれくらいカロリーを消費するのか、計測してみることに。すると、なんと100kcalにも満たなかったのです。100kcalがどれくらいかとネットで調べてみると、バナナ2/3本! 食パン8枚切り2/3枚! もう走るのをやめようかと思いました。
しかし、冷静になって考えてみると痩せないのは当たり前です。夕飯で白米を抜いていますが、その反動かしばしば甘い物が無性に食べたくなってケーキを食べたり、日常的に甘い物をつまんだり。完全にカロリーオーバーだったのです。
さて、どうするべきか。食事制限をもう一度頑張れば一時的にはまた痩せるかもしれませんが、根本的な解決にはなりそうもありません。そこで、ランニングはリフレッシュの時間と思うことにしました。その上で、さらに痩せるための運動を見つけて、毎日の日課に取り入れてみることにしたのです。
痩せるために必要な運動とは?
そもそも若いころはすぐ痩せたのに、なぜ40歳を過ぎたころから痩せづらくなってしまったのか。まずは原因を調べてみました。更年期による女性ホルモンの変化が体重増加に影響しているようです。
閉経前後に脂質代謝を促す作用のある女性ホルモンのエストロゲンの分泌が低下し、いわゆるメタボになりやすい体へと変化していくそうです。加齢による筋肉や基礎代謝の減少も、痩せづらい原因の1つとのこと。さらに食事量を制限しても欧米型の食事や間食により摂取カロリーは変わらないという一文を見つけ、痩せない理由がよくわかりました。
そこで、ヨガインストラクターをしている友人に相談したところ、下半身を中心とした短時間の筋トレを提案されました。彼女がおすすめした運動は、1分間ずつのスクワット&プランクです。女性の筋肉量減少のピークは50代半ば。特に下半身の筋肉量が減少するため、そこを重点的に鍛えると基礎代謝を上げることになり、基礎代謝が上がれば体重が落ちやすくなるとのことで、早速、毎日続けてみることにしました。
1日2分の努力が実を結ぶ!?
毎日、たった2分の努力ですが、継続するようになって1カ月がたちました。ちょっと意外だったのですが、早くもおなか周りが少しスッキリしてきたような気がしています。いつものデニムをはいたときに「あれ、違うぞ」と感じています。
筋トレを始めたばかりのころは、特にスクワットがつらくて正直1分続かない日もありました。決して無理はしないこと、膝に頼らず、太ももの筋肉を意識して引き上げるようにとの友人のアドバイスに従い、回数を増やすことより1回ずつ丁寧におこなうことを心がけました。また、プランクも頭からおしりまで一直線になるよう、息子に監督をお願いしています。
息子と一緒におこなうようになってから、楽しく続けられるようになりました。体重は現在、0.5kg減。目標の2kg減まではまだまだですが、最近は甘い物も控えるようになってきています。まったく食べないわけでないのですが、例えば以前は2個食べていたのが1個になったり、洋菓子からあんこの入った和菓子に変わったり。せっかくの「2分の努力」を無駄にしたくないと考えるようになりました。
まとめ
ランニングで痩せようと思わなくなったため、走る時間に感じていた痩せないというストレスが軽減され、今ではリラックスして走れるようになっています。少し甘い物を控えて、筋トレを取り入れた新しい生活により、自分の体がどう変わっていくのかがこれから楽しみです。筋肉貯金という言葉もあるように、老後のためにお金も筋肉も今から少しずつためていきたいと思います。
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著者:みうママ
昨年閉経を迎えた更年期ママ。泣く、怒る、時々笑う。喜怒哀楽の激しさに拍車がかかる日々。思春期の娘VS更年期の母という戦いに明け暮れている。パパと息子の男性陣は戦々恐々。地雷があちこちに埋まっているファミリー。家族は夫、1男1女の4人家族。