久しぶりの女子旅
旅行では海の幸や金箔を使ったデザートなどおいしいものをたらふく食べ、心もおなかも満たされた私と友人。久しぶりの女子旅だったので、恋愛や仕事の話など近況を報告しつつ、楽しい時間を過ごしました。
あとはホテルに戻り、お風呂に入って寝るだけ。ホテル到着後、友人がお風呂に先に入るように促してくれたため、私は遠慮なく先に入らせてもらうことにしました。
しかし、浴室に入ってから自分が生理だということを思い出して……。経血で汚してしまうかもしれませんし、「やはり友人に先に入ってもらえばよかった……」とは思ったものの、シャワーだけでさっと済ませ、浴室が汚れていないか念入りにチェックしてから出ることに。
ヤバイ! ホテルの真っ白なバスタオルに…
そして、備え付けのバスタオルで慎重に体を拭いていたはずでしたが、あろうことかタオルに少し経血が付いてしまいました。真っ白なバスタオルだったので、少しの経血でも目立ってしまい……。
「洗って汚れを落とさなきゃ」とは思いながらも、とりあえず着替えを終わらせようと一旦バスタオルは床に置いておくことに。今思えば、これが失敗だったのです……。
お風呂に入った友人に指摘され…
着替えを終わらせた私は、床に置いたバスタオルのことをすっかり忘れてしまっていました。そして、私のあとに友人がお風呂に入り……。浴室から出るや否や、「鼻血出たの? 大丈夫?」と心配そうに尋ねてきたのです。
私はハッとしました……。このとき、やっと経血の付いたバスタオルを浴室の床に置いたまま出てきてしまったことを思い出したからです。私は経血だと言うのが恥ずかしく感じ、とっさに「そうそう! 急に出てきちゃって……」とごまかしてしまいました。
しかし、鼻血が出たというわりに鼻にティッシュを詰めていないことを友人から指摘されてしまい……。「バレた? 実は生理中でさ……。ごめんね」と結局、鼻血ではなく経血であることを告白。するとなんと、友人も同じく生理中だったようなのです。その後、私は汚れたバスタオルを手洗い。無事に汚れを落とすことができました。
就寝時は、経血が漏れてベッドの白いシーツを汚してしまわないか心配でしたが、友人も同じように心配していることがわかり、なんとなく「この不安は私だけじゃないんだな」とホッとした気持ちで眠りにつきました。
今思えば、2人で旅行に行くくらい仲のいい友人に、鼻血だと誤魔化す必要はなかったと思います。とはいえ、自分以外の人に経血を見られることはそうそうないので焦ってしまいました。バスタオルや下着などを汚してしまったら、すぐに洗うことを改めて肝に銘じた出来事でした。
著者/鬼頭いちか
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
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