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「お年寄りに譲れないのか?」妊娠中、椅子に座って怒られた…→意外な人物が放った痛快な言葉とは!?

これは、私が妊娠9カ月のころの話です。銀行の待合室の椅子に座っていると、50代くらいの男性から嫌みを言われてしまいました。するとそこに、ひとりの男子大学生が現れて……。

「お年寄りに譲れないのか?」妊娠中、椅子に座って怒られた…→意外な人物が放った痛快な言葉とは!?

 

 

「お年寄りに譲れないのか?」妊娠中、椅子に座って怒られた…→意外な人物が放った痛快な言葉とは!?

 

「これだから若い人は」と言う男性

妊娠9カ月のとき、銀行での待ち時間に椅子が空いたので座って待っていました。いつもなら公共の椅子などは、ご高齢の方や小さな子ども連れの方が座れるようにとあまり座らないようにしています。しかし、この時期はやはりおなかが重たく腰痛がひどかったので座ることに。
 

すると、後ろから小走りでやってきた50代半ばぐらいの男性から「これだから若い人は。たった数分の間もお年寄りに椅子を譲れないのかね」と言われたのです。近くに高齢者が立っていたわけではないのですが、その男性は自分が座れなかったことが不満だったようです。

 

居合わせた大学生からまさかの発言

突然、怒ったような口調で話しかけてきた男性が怖くなった私は、すぐに席を譲ろうと立ちあがろうとしました。するとその瞬間、前から歩いてきた、大学のロゴが入ったジャージを着た男子大学生が、私に怒っている男性に向かってこう言い放ったのです。

 

「あなたの娘さんがこの女性と同じように妊婦さんだったとしても、同じことをおっしゃるんですか?」。

 

その男性も周りにいた人たちもびっくりして、誰も何も言いませんでした。そして男性はちょっとムッとした表情で、足早に入り口のほうへ向かって歩いていったのです。

 

私がすぐに彼にお礼を言うと、その男子大学生はニコッと笑って「僕の母親も今、お姉さんと同じように妊婦なんです。だから黙っていられなくて」と。私の隣に座っていた70代ぐらいであろう女性は男子大学生に「あなたみたいなやさしい人が増えるといいわね」と言い、ほほ笑んでいました。

 

 

男性からの急なお説教に怖い思いもしましたが、思いもよらぬ救世主に助けられ、心がほっこりした1日でもありました。きっとあの男子大学生は社会に出ても、たくさんの方に寄り添える社会人になるのだろうなと思うと、帰り道にひとりで勝手にうれしい気持ちになったのでした。

 


著者:なかまる あゆみ

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターこちょれーと

    漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。

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