子ども同士はすぐに仲良くなり、よく一緒に遊ぶようになりました。しかし、社長の妻・A子さんが、とんでもない人物だったのです。
トラブルの始まり
ある夕方、A子さんが連絡もなく突然わが家を訪れ、「今日のごはんは何? おかずをおすそ分けしてほしいんだけど」と言い出しました。その日は煮物をたくさん作ってあったので「よかったらどうぞ」とおすそ分けしました。
その翌日、A子さんと会うと「煮物しょっぱかった~!」とお礼もなく文句を言われたのです。失礼な態度に驚きました。
さらに、何の前触れもなく自分の娘を連れてわが家に来て、「〇時まで預かってくれる? じゃ!」と出かけてしまうこともありました。私も出かける予定があったので、予定が崩れて大迷惑です。
あまりにも失礼な態度!
また他の日には、私が作った娘の入園グッズを見たA子さんが「ウチのも作って!」と言ってきました。
私は材料費として1000円を請求したところ、「は? 素人のくせにお金取るの?」と言い、渋々支払ってくれました。
私はモヤモヤした気持ちを抱えながらも、家事と仕事で忙しい中、A子の娘の分の入園グッズを作りました。
後日、完成したものを持っていくと、「これが1000円するの? 安っぽいわね。まあ、こんなものよね」と信じられない発言をしてきたのです。
我慢の限界に達した私は
この一連の出来事に我慢の限界を感じた私は、社長にこの状況を伝えることにしました。社長はA子さんの行動を聞いて激怒し、A子さんにこれまでの無礼を謝罪するように言い、お金の大切さを学ぶために働かせることにしたそうです。
A子さんは夫に叱られたのがきっかけで、すっかり態度を改め、私に謝罪をしてくれました。今では心を入れ替えたA子さん親子と家族ぐるみで仲良くしています。
親しき中にも礼儀あり。ママ友の失礼な発言や非常識な言動に悩みましたが、その言動が失礼なことだと本人も認識してくれ、劇的に変わりました。今回の経験を通じて、人は変わることができるのだと実感しました。