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「貧乏人は化粧品も買えないのね〜」シンママの私を見下すママ友→娘までバカにするので反撃した結果…

半年前に離婚し、今は実家の近くにマンションを借りて5歳の娘と2人で暮らしています。

朝は早めに起きて掃除も洗濯も済ませておくのがマイルール。いつもバタバタとノーメイクで出かけています。

ある朝、いつものように最低限の身なりだけ整え会社に向かっていると、駅である女性に声をかけられました。

ノーメイクは貧乏の証?

「朝帰り?」と私に話し掛ける声の主は、近所の公園でよく顔を合わせるママ友・エリコさん。普通ならバッチリメイクをしているであろう朝に、ほぼノーメイクの私を見てそう思ったのでしょう。

 

「私はこれから出勤です。時間がなくてメイクは……」そう話していると、エリコさんは私の言葉を遮り「貧乏で化粧品も買えないのね、かわいそうに。愛用の化粧品わけてあげましょうか?」と笑います。「シンママだと、夫からキレイにしてほしいなんて言われることもないし、楽だよね!」とまで言われる始末。


実はエリコさんは、シングルマザーを見下しているのか、会うたびにこんなことを言われてばかり……。底に僅かに残った化粧品を、お下がりだと言って渡してきたこともありました。

 

なるべく会わないように、エリコさんが公園に来る時間を避けるようにしていたのですが、まさか駅で会うなんて盲点でした。

 

娘の反撃

残念ながら、どんなに避けても会ってしまうときは会ってしまうようで、娘と2人ピクニックに出かけると、またしてもエリコさんに遭遇。

 

今度は何を言われるかと身構えていると、「パパがいなくてかわいそうね。欲しいものも満足に買えないでしょ?」と、娘に向かってペラペラと話し始めました。

 

私は思わず「子どもにそんなこと言うのやめてください!」と叫んでしまいました。エリコさんは、勝ち誇ったような表情を浮かべています。しかし次の瞬間、娘がニコニコしながら言い返してくれました。

 

「ママだけじゃなくて、おじいちゃんもおばあちゃんもいるし寂しくありません。っていうか、ママのお仕事知らないの? 」

 

私の正体は…?

言い返されると思っていなかったエリコさんは、少し苛立っている様子。鼻息荒く「どういうこと?」と詮索するので、私はおもむろに名刺を差し出しました。

 

すると、エリコさんは絶句……。悔しそうに名刺を見つめています。実は私、エリコさんが愛用している化粧品会社の経営者のひとり。お下がりと言って自社製品を渡されたときは驚きました。

 

化粧をしないのは買えないからでなく、会社で化粧品を試すためにはノーメイクのほうがスムーズなので、あえてそうしているだけです。私は「いつもご愛用ありがとうございます」と伝え、その場を去りました。

ママ友の末路

それからしばらくして、他のママ友からエリコさんが引っ越しをしたと聞きました。どうやら、ご主人の会社が業績不振で家賃が払えなくなったそう。わが社の化粧品は決して安くないので、もう購入いただけることはないでしょう。

 

今思うとエリコさんは、お金の不安をかき消すかの如く誰かを見下して、心のバランスを取っていたのかもしれません。しかしそれは何の解決にもなりません。

 

エリコさんには気の毒ですが、今回のことは自分を見つめ直すいい機会。人生をやり直してほしいと願います。

 

 

幸せの尺度は人によって違います。シングルマザーだから、貧乏そうだからと、自分の物差しで決めつけるのは、あまりに失礼なことではないでしょうか。

 

自分が言っていたことがブーメランになって返ってきたエリコさん。反省し、心を入れ替えてほしいですね。

 

 

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