ええ!? 三者面談の日程が勝手に決まっている?
ある日、当時7歳だった長男の連絡袋のなかに1枚の紙が入っているのを見つけました。なんとそれは三者面談の日にち決定書。「え!? いつも先に希望の日程を聞くアンケートが配られるはずなのに、もう決定している……?」と、とても驚きました。
すぐさま長男に確認すると、なんと自分で記入して提出したと言うのです!「大切なお知らせなのにどうして言ってくれなかったの!?」と怒ると、「だって最近話を聞いてくれないから……」と長男は泣きそうな顔で言いました。
忙しい私を気遣い、長男が自ら提出したようです。
決定した日はたまたま都合がつく日だったのでひと安心でしたが、私は長男の相手をするのが疎かになっていたことをとても反省。夫にもこの話を共有し、夫婦で長男の話をたくさん聞き、家族で出かける機会を増やすことに。
また、夫も産後でヘトヘトになっている私を以前より気遣ってくれるようになり、家事や育児に少しずつ余裕ができ、より子どもたちとゆっくり話す機会が増えました。以来、長男は小さなことでも話してくれるように。
長男への接し方を見直したことで、以前より家族の会話が増えたように思います。自分では兄弟平等に接していると思っていても、実際子どもの気持ちは聞いてみないとわからないと気づかされた出来事です。
著者:羽川忍/30代女性・イラストレーター。8歳の長男と1歳の次男を育てるママ。イラストレーターとして活動中。夫婦ともにアニメが大好きで、なかよく子育てしている。
イラスト:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています