久しぶりの生理
私は昔から生理不順が安定していませんでした、しかし、私にとっては当たり前のこととなってしまい、そこまで気にはしておらず……。
そんなとき、生理が近づいてくると感じる胸の張りが。そして翌日の朝、生理がきていました。夜用のナプキンをつけて仕事に行き、会社に到着してトイレに行くと、すでにペチコートは経血でべたべた。思いのほか経血量が多く、いつのまにか漏れてしまっていたようなのです。
慌ててトイレットペーパーで拭いて新しいナプキンに着け替え、私は仕事に。このときは、これでもう安心だと思ったのですが……。
先輩男性に小声で指摘され…
仕事を始めてから2時間後、席を立って廊下を歩いていると、先輩男性が慌てて寄ってきて「大丈夫?」と声をかけてきました。そのとき、こっそりと耳打ちされたのですが、なんと私のスカートに経血の大きなシミができていると言うのです! 先輩は私の後ろに立ち、周りから私のおしりを隠すようにしながら、女子トイレまで一緒に歩いてくれました。
まさかのことで恥ずかしくなりながらも、なんとかトイレに駆け込んだ私。トイレの中でスカートを確認してみると、先輩の言うとおり、スカートに大きなシミができていました……。その後、先輩が機転を利かせて私が仲よくしている女性社員をトイレに呼んでくれ、彼女に一緒にシミ抜きを手伝ってもらうなど、助けてもらいました。
まさか、男性におしりを隠してもらいながら歩く日がくるなんて思ってもいませんでした。忘れたくても、一生忘れられない赤っ恥な経験です。周りからどう見られていたのかを考えると、穴を掘って入りたくなります。
とはいえ、この失敗は生理に対して準備不足だった私の責任。生理で盛大な失敗をし、改めて生理不順も放置するのではなく、一度婦人科を受診して相談してみなくてはと感じました。自分の体だからこそしっかり状況を把握し、体調管理することの大切さを学びました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※正常の生理周期日数は、25~38日と定義されています。3カ月たっても生理がこない場合は、放置せず婦人科で相談するようにしましょう。
著者/大木由利
イラスト/おんたま
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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