交際中は気前よく奢ってくれた夫
夫とはマッチングアプリで出会い、2年の交際を経て、お互い25歳のときに結婚しました。
交際中の夫は、とてもエスコートじょうずでやさしく、いつもデートでのお会計を2人分払ってくれました。何度となく「私が出すよ」と言っても、必ず夫は「俺が出す」と言いきるのです。さらに、夫のやさしさは金銭面だけではありません。
一緒にファストフードを食べたときは率先してゴミを捨ててくれますし、誕生日や記念日のプレゼントはもちろん、なんでもない日に飲み物を買ってくれたり、私が欲しがっていた雑貨やアクセサリーをサプライズで買ってきてくれたり……。
本当に私のことを大事にしてくれているのだと伝わってきて、そんな夫のやさしさを魅力的に感じていました。
実は私を釣るための先行投資だった!?
結婚して新居での生活が始まったときです。開口一番に夫が発した言葉が今でも忘れられません。夫は、
「これまでデートで奢った分、これからは君が家賃や生活費を出してね」
と言ってきたのです!
そして、不意に取り出した家計簿と、結婚前の交際費85万円の領収書を私に押しつけ、今後の家賃と生活費を私が支払うことで、これまでの交際費用を返金するよう強要してきたのです。
夫いわく、「これは君を手に入れるために俺が投資したお金。もう結婚して俺のものになったんだから全額返してよ」とのこと。気前よくごちそうしてくれたり、プレゼントをくれたりしていた本当の意味を知り、がくぜんとしました。
やさしさの裏側にこんな本音が隠されていたとは……。結婚前に見抜けなかったことを後悔しています。
私に限らず、「男性が奢るべき」「割り勘にするべき」「男性が多めに払うが女性も出すべき」など、結婚前のデートには、お会計問題が必ずつきまといます。男性が「奢るよ」と言っても必ず女性も出すことで、金銭トラブルが防げるのでは?と今回の経験から感じました。
もしくは、1回目は男性に奢ってもらって2回目以降は割り勘にする、といったルールを決めるのもいいかもしれません。いずれにせよ、結婚後に相手に幻滅しないよう、交際時からお金について話し合うことが重要だと実感しました。
著者/匿名
作画/ちゃこ
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