スマホに夢中で娘のことなどそっちのけ。遊んでくれないパパに娘の不満がつのっているのがわかります。娘に寂しい思いをさせていることもあり、思い切って夫に尋ねてみることにしました。
夫の相手は幼なじみ!?
夫は「お前に何がわかる! いろいろあるんだ」と大声を出します。かわいい娘がパパと遊びたいと言っているのに、そんなことはお構いなしです。
強硬手段に出ることにした私は、瞬時に夫のスマホを手に取り、隠してやりました。すると夫は大慌て! 毎日のように連絡をとっている相手を白状しました。
相手は幼なじみの女性。そういえば、同窓会に行った後から夫の様子が変わった気がします。しかし夫は、困りごとを連日相談されたら放っておけない、頼ってくれるのだから相談にのるくらいいいだろうと言い張ります。
いくら話し合っても平行線をたどる私たち。幼なじみだから何もない、というのが夫の言い分です。いくら幼なじみといえど相手は女性。毎日朝から晩まで連絡し合うなんて、非常識だと私は思っていました。
不倫の決定打!
ある日娘と外出から戻ると、またしても夫は幼なじみと電話で話しています。聞き耳を立てると「離婚はまだだけど、君一筋だよ」と決定打! 夫と幼なじみは不倫しているに違いありません。
私はすぐに調査会社に依頼しました。もっと早く専門家に任せるべきだったと思ったのは、それから1週間後。あっという間に不倫の証拠を手に入れました。
私は平静を装い、夫に話し合いを提案。幼なじみも交え、3人で会う機会をもうけることにしました。夫は何を勘違いしたのか上機嫌。公認不倫にしてくれるなんて寛大で懐の深い妻だと、べた褒めしてきました。
そんな提案、誰がするのでしょう。どこまでも能天気な夫にうんざりしてしまいました。
不倫相手と話し合い
話し合い当日、娘を実家に預けて家に戻るとすでに不倫相手は到着していて、夫とベタべタイチャイチャしている最中でした。
私が離婚届を出し、今サインしてほしいと言うと、夫と不倫相手はびっくり。急にただの幼なじみだと主張し始めました。イチャイチャするのは子どものころからだ、信頼している証だ、と意味のわからないことを言い張ります。
仕方がないので私はもうひとつの手札を出すことにしました。それは不倫相手にも家庭があるということ。不倫相手の夫はこの辺りの地主でかなりのお金持ちです。彼のお金て豪遊していた2人は、離婚する気などサラサラないのでした。
不倫相手の夫に電話をかけるというと、大慌て。私がここまで調べ尽くしているとは、思っていなかったようです。
すべてバレたふたりは…
真っ青になったふたりは無言に……。私はふたりの前に証拠を突きつけてやりました。幼なじみが相談をするためだけにホテル街に行ったり、性的な接触をしたりするでしょうか?
ここまでくると、ふたりはただただ必死に謝るばかり。しかし謝って済む域はとっくに超えています。謝罪と離婚、双方からの慰謝料、それが最低限の償いです。これらを実現するために、私は一歩も譲りませんでした。
結果、私の粘り勝ち。幸せな新生活を手に入れました。夫も不倫相手も借金地獄になり、金の切れ目が縁の切れ目となって別れたそうです。私にはもう知ったことではありませんが……。
家族を蔑ろにしてまで幼なじみの相談にのるのは普通ではないですよね。幼なじみと言えば妻の目を回避できると思っていたのでしょうか。浅はかな夫には、しっかりと自分のおこないを反省してほしいものです。
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