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「え、赤ちゃんなのに…いらないの!?」予想外の反応に母あぜん!母乳から完全ミルク育児になったワケ

わが家の子どもたちは4人きょうだいです。一番上の長女は完全母乳で育てましたが、次女、三女、長男は生後2、3カ月から完全ミルク育児でした。その中でも、私が次女を完全ミルクで育てるきっかけとなったエピソードをご紹介します。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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母乳が全然出ない→え…おっぱい、いらない!?

私は次女を産んでからずっと母乳の出が悪く、マッサージをしたり水分を多くとったりしてもあまり効果はありませんでした。それでも授乳のときには必ずおっぱいを飲ませ、その後、育児用ミルクをあげていました。

 

次女が生後2カ月を過ぎたある日のこと。授乳の際におっぱいを次女の口に含ませると、嫌そうに舌でべーっと出したのです! そして何やら期待した目でこちらを見てきました。

 

「遊び飲みかな?」と思い、もう一度おっぱいを口に入れようとしましたが、べーっと舌で押し出して拒否し、またじっと見つめてきたのです。これは次女が「おっぱい、いらない! 早くミルクちょうだい!」と言っているのだと気づきました。

 

育児用ミルクを入れた哺乳びんをくわえさせると次女は勢いよく飲み始め、すぐに完飲! それ以降、3回ほど続けて同じことがあったので、私は母乳をあげることはあきらめ、次女を完全ミルクで育てることにしました。

 

私は「赤ちゃんって、おっぱいが好きなんじゃないの!?」とショックを受けましたが、確かに、出ないものをいつまで吸ってもおなかは満たされません……。赤ちゃんながらに合理的な次女に感心しました。

 

 

完全ミルク育児になって結果オーライ!

幸い、私は母乳をやめてもおっぱいのトラブルはありませんでした。育児用ミルク代はかかりますが、飲んだ量がわかるので安心ですし、腹持ちもいいのか娘はよく寝てくれたのでよかったです。

 

何より、パパに授乳を任せられるのは大変助かりました。思いがけず卒乳することになりましたが、わが家にとっては結果オーライでした!

 

 

その後に生まれた三女と長男も母乳は早々に出なくなりましたが、「初乳は飲ませたから、きっと免疫は大丈夫!」と前向きに考え、完全ミルクで育てました。母乳、育児用ミルクに関わらず、うちの子はみんな元気に大きくなっています。

 

◇ ◇ ◇

 

母乳を飲むときと哺乳びんで育児用ミルクを飲むときでは、赤ちゃんの口の動きが異なると言われており、哺乳びんのほうがラクに吸えるため、母乳よりもよく飲むことがあります。

 

授乳期の栄養方法には、完全母乳・混合栄養・完全ミルクがありますが、それぞれにメリット・デメリットがあり、赤ちゃんやママの体の状態、家庭の状況によって選択肢はさまざま。赤ちゃんとママにとって、心身共に健康で笑顔で過ごせる最適な栄養方法を探していくことが大切ですね。

 

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:田中久美子/2013年生まれの長女、2015年生まれの次女、2018年生まれの三女、2021年生まれの長男のママ。うっかり者のママからしっかり者の子どもたちが生まれてくれたことに感謝しながら、毎日を楽しく暮らしている。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年4月)

 

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