モテないキャラだった先輩の本性
「彼女ができない」といつも嘆いていて「モテないキャラ」で社内でもいじられることがあった男性の先輩。私はそんな先輩へ密かに好意を抱いていました。どうにか本人にこの好意を伝えることができたら……と思っていた私は、同期などに「あの先輩のこと、カッコいいと思っているんだよね」と口にしていました。その結果、本人に「私が好意を持っているらしい」ということが伝わり、本人から直接連絡先を教えてもらうことができたのです。
連絡をやりとりするうちにあっというまにデートへ行くこととなり、「これはいい方向に進んでいる!」と思う中、「モテない」「彼女ができない」と言うわりに、やりとりは慣れているなという印象も抱き始めていました。その後、数回デートをし、体の関係も持ち「そろそろお付き合いを始めるころかな」と思っていた際、彼から突然「もし、俺に彼女がいたらどうする?」という意味深な連絡が。
どういうこと? もしかして、彼女がいるということ?と聞くと、彼から返ってきた答えは「YES」。なんと彼には彼女がいて、私はただの浮気相手にされていたのです。
「彼女ができない」という言葉から、彼女はいないものだと思っていた私は愕然。遊び相手にされていたことが悲しく、その場で彼との関係を終わりにしました。
その後、彼は彼と同じ課の女性先輩と秘密裏に付き合っていたことがわかりました。また、それだけでなく、なんと彼に遊ばれていたのは私だけではないこともわかったのです。社内に私と同じ状態になっていた女性が数名いました。「モテない」「彼女ができない」と自分で非モテアピールをしていた彼でしたが、裏ではしっかり彼女がおり、女性をもてあそぶことまでしていたのです。
このことが直接的な原因ではないものの、その後私は転職のため会社を辞めました。元同僚から聞いた話によると、彼と、彼の彼女である女性の先輩も会社を辞めたようです。彼とはもう二度と顔を合わせることはないでしょう。好意を抱いていただけに彼には「そんな人だったんだ」と残念な気持ちでいっぱい。しっかりと関係を断つことができたのは不幸中の幸いだったと感じています。
著者/ままままみむ
イラスト/ほや助
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