彼の家でお昼寝をしていたら…
彼は常に「お金がない」と言っており、食事の際もデートの際もお金を出すのは私のほうが多いということがほとんど。次第に、デートはお金のかからない彼の家でということも増えていきました。
彼のお金の使い先はギャンブル。彼はお給料をもらうと、1週間も経たずにお給料分をギャンブルに使ってしまうのです。私よりもギャンブルを優先する彼。今思えば、大事にされていないという点でそんなダメ男とはすぐに別れたほうがいいとはわかるものの、当時は「それでも彼にはいいところがあるから」と別れるということは考えていませんでした。
そんなある日、彼との別れを決意させる出来事が起きました。
私が彼の家でお昼寝をしていたときです。ふと手首に違和感があり、目を覚ますと……なんとそこには私がつけていた金のブレスレットを手首から抜き取ろうとしていた彼が!
問い詰めると、私のブレスレットを質屋に入れて換金しギャンブルに行くつもりだった……と彼。私の物を盗もうとしてまでギャンブルに行こうとするなんて……。彼の行動をまったく理解できませんでしたし、この一瞬で彼への思いがサーッと冷めていきました。
その後、しっかり別れを告げ、私たちの関係は終わりに。私よりもギャンブルを優先される時点で別れるべきだったと思いますが、別れられなかったのは若気の至り……もあるでしょうか。つくづく「若気の至り」とは良く作られた言葉だと思います。
著者/香理美雨
イラスト/ほや助
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