祖母から譲り受けた綿布団
進学で実家を離れる際に、母から綿布団を渡されました。それは祖母が嫁入りするときに作った物。古い布団でしたが私にとっては寝心地が良く、毎日愛用していました。
ところが数10年使っていると、さすがに中の綿がへたってきてしまい、腰が痛くなるように。布団の生地もボロボロになってきたので、打ち直してきれいにすることにしました。
布団屋さんに打ち直しをお願いしてから1週間。綿を詰め替えて、生地も新しくなった布団が届きました。まさに新品同様になった布団に、私はテンションが上がりっぱなし。
ふかふかになった布団に…
新しくなった布団は1日働いて疲れた私の体をやさしく包み込んでくれ、まさに天国にいるよう。腰痛も気にならなくなり、毎日寝るのが楽しみになるほどでした。
しばらく経ったある日、生理2日目だった私はいつものように夜用のナプキンをあてて、眠りにつきました。以前は寝ている間によく経血漏れを起こしてしまっていましたが、最近はあまりなかったため特に他に対策はしておらず……。このときも夜用ナプキンをしっかりあてているから大丈夫!と思っていたのです。
ところが……。
朝起きてみると、なんと新しくなった布団に経血がべったり! よりにもよって、打ち直してまだ数カ月も経ってないうちに布団を汚してしまったのでした……。
経血のシミを見るたびにがっかり…
すぐに布団シーツをはがして汚れを拭き取りましたが、経血はすでに生地に染み込んでしまっていました。布団シーツをかければ汚れはわからないものの、はがすたびにきれいになった生地に付いたシミを見ることに。
せめてもう少しの間きれいな布団をキープしたかったと、シミを見ながらいつもがっかりしています。
いつもは生理2日目でも、寝ている間は夜用のナプキンだけで大丈夫!と思っていた私。しかし経血はいつ漏れるかわからないものだと再認識しました。
布団のシミをこれ以上増やさないためにも、今では夜用ナプキンと併用してシンクロフィットやタンポンも使っています。おかげで今は経血が漏れてしまうことはなくなりました。
打ち直したばかりの布団を汚してしまったことは残念でしたが、生理に対してより慎重に対処しようと思えた出来事でした。
著者/石原優子
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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