家の鍵がなくなった!?
2歳の娘に物を隠されないように、自宅のすべての引き出しにロックをかけたり、ハサミや包丁など危ない物がある場所へは侵入できないようガードを設置したりと、隠し癖対策をとっていた私。しかしある日、遊びに来た義母を見送るとき、玄関に置いておいた家のカードキーがないことに気がつきました。私がカバンや部屋の中を必死に探していると、義母が「管理がおおざっぱすぎるわねぇ。しっかりしなさいよ」と厳しい目つきでひと言。娘の隠し癖もあるので、普段から物の管理は徹底しているつもりです。義母もそのことを知っているはずなのに、だらしない人だと思っているような発言をされてカチンときました。あちこち探しましたが結局見つからなかったので、仕方なく私はスペアキーを使うことに。義母は「もっと整理整頓したら?」と言い残し帰っていきました。
するとその日の夕方、義母から電話が。よく話を聞くと、なんとなくなったカードキーは義母が持っていたとのこと。義母の家の鍵はわが家のカードキーと見た目がそっくりなので、わが家の玄関に置いてあったカードキーを無意識のうちに自分のバッグへ入れていたというのです。申し訳なさそうに小さな声で「ごめんなさい……」と言う義母へ、やっぱり私のせいじゃないじゃん! と思いながら「次からお互い注意しましょうね」と伝えました。
私はこの件以降、カードキーを玄関に置くのはやめ、目立つ黄色のカバーをして、さらにバッグと繋げておけるようにチェーンをつけることに。また、対策が効いたのか、娘が物を隠すことは少なくなりました。これからも娘に物を隠されないよう、そして義母に「だらしない人」と思われないよう、整理整頓をしっかりしようと改めて思った出来事です。
作画/ひのっしー
著者:やまだのりえ
好奇心旺盛すぎる2歳の娘と陽気な夫、心配性でおっちょこちょいな私の3人暮らし。娘の思い出の写真を残すため、夫婦で一眼レフカメラを勉強中。