婦人科の予約が取れない!
金曜の夜、夫と性行為をした際に避妊に失敗してしまいました。そのため次の日、アフターピルを処方してもらおうと思っていましたが、起きるとすでに正午を過ぎてしまっていました。
かかりつけの婦人科は午前中の診察のみで、もう診察の予約がとれません。どうしようかと困っていると、スマホを眺めていた際、広告で「オンラインでアフターピルを即日処方」という文字を見つけました。
初めてのオンライン診療
調べてみると、24時間オンライン対応でアフターピルを処方、さらに配達までしてくれるサービスなのだそう。「これなら土日診療の病院を探さなくてもいい!」と思った私は、利用してみることにしました。
17時までに決済手続きが完了すれば、翌日には薬を届けてくれると記載があったので、まずはオンラインで問診票を記入し、病院からの連絡を待ちました。しかし1時間、2時間経っても、連絡はきません。
えっ…うそでしょ!?
「もしかして詐欺サイトだった?」という不安と、アフターピルを手に入れられないかもしれない焦りが募ってきたころ、ようやく病院から連絡が。しかし、すでに18時を過ぎていたため、配達が翌日には間に合わない事態になりました。
どうしようと困っていると、「超特急便」という選択肢を発見。これを選択すれば、遅い時間の診察でも翌日に配達してくれるそうで、私は「助かった!」と思いました。しかし、安堵したのも束の間、料金を見てびっくり! なんと、超特急便の配達料は1万円越えだったのです。
アフターピル代と、超特急便の配達料を合わせると、支払金額は2万円越え。私は慌ててキャンセルの連絡を入れました。決済前だったので快く申し出を受け入れてもらうことができ、ひと安心しました。
配達料は地域によって異なると記載があったのですが、まさかこれほどまで高額になるとは想定外でした。オンライン診療をあきらめた私は、「少しばかり遠くても交通費で1万円もかかるまい」と、なんとか日曜診療をしている婦人科を探し出し受診。無事、1万円程度でアフターピルを処方してもらうことができました。
オンライン診療はとても便利だと思います。ただ、ここまでお金がかかる場合もあるのだと言うのは想定外でした。もちろん、すべてのサービスがそういうわけではないと思いますが、ひとつ社会勉強になった出来事となりました。
※オンライン診療を受けてピルを購入する際は、定期的に婦人科での対面の検査を受けましょう。
著者/宮田しほり
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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