いい名前をつけるには、パパやママの思いを込めることが大事。でもそれ以外にも、読みやすさ、書きやすさ、姓とのバランスなどチェックポイントがいくつかあります。名づけの際に見落としがちなポイントを紹介します。名前候補があがったら、要チェック!
姓とのバランスは読んで書いてチェック
姓の画数が多いのに名前の画数も多いと、子どもが名前を書く際にめんどうに。逆に総画数が少なすぎると不安定な印象になります。名前を決めたら、フルネームを縦書き、横書きで書いてみるなどして、書きやすさと見た目のバランスをチェックしましょう。
字面が偏っていない?
見た目のバランスにも関係することですが、漢字のへんやつくりが姓と名でダブっていると、見た目の印象もよくないことも。また、全体に漢字に直線が多いものばかりだと、硬い印象を与えます。
さらに、「里」「真」「音」など左右対称の漢字は、安定感がありますが、姓から名まで、すべてが左右対称でまとまってしまうと、おもしろみに欠ける場合も。同様に、「池沢祐樹」のように、姓と名がすべてへんとつくりの左右に分かれてしまう「縦割れ」の名前も要注意。縦書きにしたときに、バラバラの印象を受けやすくなります。
言いづらい&聞きづらい名前じゃない?
たとえば「ササキサキ」などのように、同じ音が重なったり、続いたりすると、名前を呼んだときに発音しづらくなります。また「ヤマダダイキ」のように、姓と名前の境い目が同じ音でも発音しにくくなります。
言いづらい名前に通じることが、聞き取りづらい名前であるということ。あまり神経質になる必要はありませんが、「みう」と「みゆ」などのように、発音が似ている名前は聞き間違いをされやすいので注意しましょう。
漢字の意味は問題ない?
いい意味だと思ってつけた名前の漢字の意味が、調べてみるとあまりよくない意味だった、ということもよくあります。漢字を決めるときには、できるだけ漢和辞典などで必ず調べ、後悔のないようにしましょう。
同じ名前の人が周囲にいない?
知り合いや職場の人、友だちの子どもなどと名前がカブらないかどうかもチェックポイント。また、よくある姓に人気の名前をつけると、同姓同名の確率が高まる場合も。学校や職場などで、同じ名前の子どもがいると不便を感じることもあるので、名前をつけるときは、漢字や読みを少し変えてみるなど、慎重に考えたいものです。
いかがでしたか? わが子につける大切な名前です。パパやママはもちろん、家族みんなが納得の名前をつけられるように、最終チェックまで気を抜かずにおこないましょう!(TEXT:樋口由夏)