前日の夜に言わないで!
義母宅でのバーベキューに参加する前日の夜、夫が急に「あ、そういえば明日はそのまま泊まることになってるから、準備よろしく〜」と言ってきました。義母の家は近く、今まで泊まったことがないため当然日帰りだと思っていた私。当然、宿泊の準備なんてしているはずもなく……。私は「前日の夜に言われても困るよ! 準備が大変なんだよ!?」と言いますが、夫は「もう決まったことなんだからしょうがないじゃん」と悪びれもなく言います。きっと義母は私たちが泊まるのを楽しみにしてくれているはず……。「泊まる話はなかったことに」なんて言って義母を落胆させたくない私は、仕方なくバタバタと準備をしました。
そしてバーベキュー当日。終始和やかな雰囲気で過ごしていたところ、義母が「今日はお泊まりだけど本当によかったの? 必要な物はなかった? 息子に何回も聞いたんだけど、大丈夫としか言わなかったから……」と言います。私は泊まりであることを昨日の夜に突然知らされたと伝えると、義母はびっくり! 夫にはもっと前に伝えていたというのです。夫を睨むと「別に遠くに旅行するわけじゃないんだから。いちいちうるさいな!」と逆ギレします……。私が言い返そうとすると、義母が「何を言っているの? 赤ちゃんを連れてのお泊まりがどれだけ大変か知ってるの? 育児をしていない証拠よ。反省しなさい!」と一喝。夫は言い返すこともできず「ごめん……」と私に謝ってくれました。義母も、私に直接話をしなかったことを謝ってくれました。
夫は義母に説教をされて反省はしているようですが、またこのようなことが起こったらいけないと思い、義母と連絡先を交換し次からは直接話すことになりました。今では、さらにいい関係性を築くことができています。夫にはその後娘のお出かけの準備や離乳食をあげることなどをお願いしました。すると育児の大変さが伝わったようで、今では積極的にお世話をしてくれています。
作画/Pappayappa
著者:高田絵里
生後10カ月の娘を育てる20代のママ。娘が生後7カ月のときに復職。夫は残業で帰宅時間が遅く、平日はほぼワンオペ。子どもを寝かしつけたあとに、自分へのご褒美で食べるスイーツが大好き。