退院日に感じた異変
娘を出産する際、尾骨を骨折した私。また、産後は乳腺炎となり、発熱が続いていました。けれど退院予定日の前日から熱が下がり、採血も問題なく、「これなら予定通り退院できるね」と看護師さんと話していました。
退院当日の検温でも異常なし。しかし、荷物をまとめて病室を出ようとしたそのとき、なんだか体がだるく感じました。看護師さんに報告すべきか迷いながらも、「骨折のせいかもしれない」と思い、そのまま退院してしまったのでした。
夜中の授乳が私を追い詰める!
里帰り出産だったため、退院して実家へ戻った私。日中は母がいろいろ手伝ってくれて、特に問題なく過ごしていました。夜になり、母は就寝。私は新生児のお世話に追われました。このころはまだ混合授乳だったため、母乳をあげてから育児用ミルクを作り、赤ちゃんを寝かせたら哺乳びんを洗って消毒。
ところが……夜中の授乳を繰り返すうち、体が動かなくなっていったのです。慌てて体温を測ると38.5度! それでもなんとか授乳を続け、朝になってから産院に電話したところ、すぐに受診することになったのです。
まさかの病院に逆戻り!?
血液検査の結果、白血球の数値が異常に高く、感染症にかかっているとのことでした。前日に退院したばかりなのに、また入院だなんて……。赤ちゃんも一緒に入院し、看護師さんたちがお世話してくれることになりました。
結局それから1週間後、無事に親子で退院できましたが、ドタバタの産後となってしまいました。やはり、最初の退院の際に感じた不調をきちんと看護師さんに伝えるべきだったなと反省しています。産後の体はいつもと違って大きなダメージを受けたあと。自分の体をもっと労ってあげればよかったなと思いました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/ななぎ
著者:やまね ゆき
2015年に出産。1児のママ。学生時代から預かりボランティアなどで子どもたちと関わる。現在は出産・育児体験などを執筆中。