もしかしたら…
同じ職場の先輩が退職することになり、思い出づくりをしようとケーキバイキングに一緒に行くことになりました。しかし当日の朝、鏡を見ると顔色の悪い私の姿が……。ちょうど生理予定日付近だったので、「もしかしたら今日生理がきちゃうかも」と思い、生理用品を持って出かける準備を進めました。
いつも生理2日目に腰痛や軽い頭痛といった症状があらわれるため、万が一先輩と出かけている最中に生理が始まっても、体調を崩すことなく普段通り過ごせるだろうと思っていました。
ケーキバイキング会場で…
ケーキバイキングの会場に着き、先輩と合流。楽しく会話をしながら、色とりどりのかわいいケーキを満喫していました。私はたくさん食べられるように、とゆったりめのワンピースを着用していたのですが、食べ進めるにつれて腹部に違和感が……。
「ちょっと食べ過ぎたかな?」なんて考えていると、我慢できないほどの腹痛になってしまい、急いでトイレに駆け込みました。しかし、トイレについて腰を下ろしてもおなかを下す様子はなく、「あれ?」と思いつつ股を拭くと、トイレットペーパーにベッタリと経血が付着していたのです!
生理がきそうだとは思っていたものの、普段感じない腹痛があったことで私はびっくり。とりあえず用意していた生理用品を装着して、先輩のもとへと戻りました。心配そうな先輩に、生理がきてしまったことを打ち明けると、ケーキバイキング内にある温かいドリンクを持ってきてくれました。
まだケーキバイキングの時間は残っていましたが、私の体調を考慮して早めに切り上げることに。近くのお店で鎮痛薬を購入し、私の腹痛は無事に治まりました。先輩とのケーキバイキングがバタバタとなってしまったので、また日を改めて思い出づくりをすることになりました。
いつもは、生理初日に生理痛が起きることはないため、まさか腹痛に見舞われるとは思いもしませんでした。この出来事から生理の症状が毎回同じでないことを改めて痛感し、生理予定日が近いときは生理用品だけでなく、生理痛の鎮痛薬も携帯するようになりました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/石井 せつ子
イラスト/ののぱ
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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