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「うぉー!」夜中に響いた奇声の正体は…⇒隣で眠る娘の“異変”に凍りつき、医師からまさかの診断が

娘がまだ2歳前のときの出来事です。当時私は息子を妊娠中で、夏休みを利用して実家へ帰省していました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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どうしよう!? 隣で寝ている娘が!?

娘は日中ベランダにあるプールで遊んだりしてとても元気に過ごし、特に変わった様子はありませんでした。しかし、夜中に突然「うぉー」という唸り声のような声が聞こえたのです。

 

隣に寝ている娘を見ると、けいれんし白目をむいて倒れていました。驚きながら必死で呼びかけましたが返事はなく、寝ていた両親を起こしすぐに夜間救急にかけつけました。医師によると「熱性けいれん」とのことで、「5人に1人くらいの子は経験しますので、何度も繰り返さなければ心配ないですよ」と言われ、すぐに家へ帰りました。

 

そのあと朝になり、容態も落ち着いたので家族で横になっていると、またしても白目をむいてけいれんし始めたのです。1回目よりも長く様子がおかしいように見えたので、2回目は救急車を呼んでください、という医師のアドバイスに従い、救急車を呼びました。  

 

その後の検査で特に脳波などに問題はないことがわかり、けいれんもそれ以降は1度も起こっていません。初めての子どもで、「熱性けいれん」ということ自体知らなかったので、本当に動揺しました。私も娘も人生初めての救急車、6年経った今も独特の空気感は覚えていて、思い出すと胸が苦しくなります。

 

 

◇ ◇ ◇

 

初めて経験した熱性けいれん。ママにとってはとても心配な出来事だったことでしょう。小児科医によると、熱性けいれんは生後6カ月以上の赤ちゃんが38度以上の発熱をしたときに起こりやすいのだとか。けいれんが起きたときは、赤ちゃんの衣服を緩め(特に首周り)、横向きに寝かせます。嘔吐したら喉に詰まらせないよう拭き取り顔を横に向けます(慌てて口の中に指やタオルを入れないようにします)。また、けいれんを起こしたときの状況(体温や発症時間、けいれんの持続時間など)をメモしておき、タオルケットなどをかけている場合は減らしたり、クーリング(氷まくらなどで首や脇、太ももの付け根を冷やすこと)を開始することが対処法として挙げられます。突然のことでパニックになってしまうこともあるかと思いますが、落ち着いて状況を観察することを意識しておきたいですね。

 

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:さとうまみ/女性・主婦。2児の母。家事や育児、管理栄養士の仕事に励むかたわら、在宅にて記事執筆やデータ入力などにも挑戦中。

イラスト:大福

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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