「スカート、赤くなってるよ」
彼の車で公園に向かい、私が助手席から降りてまずトイレに向かおうとしたときです。彼から「スカートが赤くなっているよ」とひと言。
「え?」と振り向くと、私が座っていた座席が真っ赤に染まっていました。一瞬で「経血が漏れてしまったのだ」と察した私。一気に恥ずかしさと焦りでいっぱいになり、慌ててバッグからウェットティッシュを取り出して彼へ。「ごめん! これで拭けば落ちるはず!! トイレ!!」と言い残し、私は公園のトイレまでダッシュしました。
トイレの中で見ると、彼の言う通りスカートは赤く染まり、ナプキンからも経血が溢れてしまっていて……。がっくり肩を落としながら、生理用ポーチに入っていたタンポンに替え、スカートは水道で洗うことに。
そこで、慌てるあまり彼に汚れを拭かせてしまったことを思い出し、ハッとした私。「なんてことを!」と急いで彼の車に戻ると、彼が渡したウェットシートで座席をきれいにしてくれていて、何なら座席にタオルまで敷いておいてくれていました。
私は、汚してしまったこと、彼に掃除をさせてしまったことを謝罪。彼はまったく気にしていないようで、引かないでいてくれたことがありがたかったです。
この失敗以降、生理中に出かけるときはなるべくタンポンをするのと、人の車に乗るときは座席にタオルを敷かせてもらうようになりました。また、彼氏の車には、急な生理にも対応できるよう、下着とボトムス、タオルなどを置かせてもらっています。
著者/相澤瑠奈
イラスト/アゲちゃん
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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