「あら~、ママの言うことは無視しちゃうのねぇ」
義実家に帰省したときの話です。6歳の長男がスマホで動画をを見たいとせがんだため、時間を決めて視聴させることに。タイマーをセットして見せていたのですが、タイマーが鳴ってもやめる気配がありません。「タイマーが鳴っているから切らないと! 約束を守れないようならもう見せないよ!」とイライラした口調で伝える私。しかし、長男は私の言葉を無視します。ところが、夫が「もう動画はおしまいだよ」と諭すように口を出すと、長男はあっさりと視聴をやめて、庭に出て遊び始めたのです。息子は最近、私の注意は聞いてくれないのに夫の注意は素直に聞くことが多く、「パパの注意なら聞くのか……」と改めてがっかりした気持ちに。
すると、その様子を見ていた義母が「あら~、ママの言うことは無視しちゃうのねぇ。あんた育児放棄でもしてるの?」「家事育児を息子(夫)に任せすぎないでね」と笑いながら無神経な発言を私に浴びせます。平日はワンオペ育児をしていることも多い私は、義母の言葉にイラッ! すると夫が「長男は、ママと過ごす時間が多いからママに甘えているだけだよ」とフォローしてくれました。「冗談でもそんなひどいことは言わないでくれ」とキッパリ。息子から直接注意されたせいか、義母はそれ以上何も言ってくることはありませんでした。そして夫が「ぼくから長男にママの注意も聞くようにきちんと話してみるよ」と言ってくれました。夫によると息子は「ママに何回も注意されるから、慣れちゃってあんまり言うこと聞かなくなっちゃった」と言っていたようです。
その後、息子は毎回ではありませんが以前より私の注意も聞いてくれるように。今回、義母に言い返してくれ、息子にもきちんと話してくれた夫には感謝しています。今後も夫婦で協力して育児をしていきたいと思えた出来事です。
作画/yoichigo
著者:内野みお
6歳と3歳のやんちゃな兄弟に翻弄されながら、育児に奮闘するママ。子どもに隠れてこっそりスイーツを食べるのが至福の時間。