義母が2歳の娘に…
ある週末、義実家に私と2歳の娘で遊びに行くことに。義実家は車で1時間ほどで、月に1、2回は訪ねていました。いつもは義父がお昼ごはんを作ってくれますが、この日は義父に予定があってごはんを作る時間がないため、義母が作ってくれたようです。
義父へは娘にまだ辛い物やケーキ、生ものなどはあげていないことを説明していたのですが、義母には説明をしていません。私は大丈夫かなと不安に。すると出てきた料理はカレー。カレーは家庭によって辛さが違うよね……と思った私は、娘が食べる前に先にひと口食べてみることに。するとやはり大人用のカレーで、辛さもありました……。
びっくりした私は義母に「娘のために作ってくれてありがとうございます! でもこれ大人用のカレーですよね……? 娘はまだ2歳なので、子ども用のカレーを与えているんです」と伝えます。すると、「離乳食が終わったんだから大人と同じもので大丈夫でしょ! せっかく作ってあげたのに、文句言わないでちょうだい!」とムスッとした表情で言われました。義母とは関係が良好だったので、予想もしていない態度に驚いて反論できないでいると、ちょうど帰宅してきた義父が「普段料理しないんだから、えらそうに言うな!」と一喝。そして「そもそもわしが娘ちゃんのごはんについて説明をしていなかったのもいけなかったよな。すまん」と私と義母に謝ってくれました。義母も「私もついひどいことを言ってごめんなさい」と謝罪。私も「事前に伝えていなくてすみません」と謝ります。その後、義父が娘に焼き魚を出してくれたため、娘のごはんにも困らずひと安心しました。
義母は私たちの喜ぶ顔が見たかっただけ。事前に私が2人に娘の料理の味付け方法を伝えていたらよかったと反省。今後は、娘の食事について共有をし、義両親の負担にならないようにレトルト食品を持参するなどしていこうと思った出来事です。
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離乳食を卒業しても、まだ噛む力や消化能力は未発達です。そのため、5歳ごろまではと大人と同じ食事にしていく準備期間と考え、この時期の食事を「幼児食」と呼びます。味付けや食材の大きさなどは、お子さんの様子を見ながら徐々に慣らしていくようにしましょう。
作画/Pappayappa
著者:伊藤さくら
2歳の娘を育てるアラサーママ。最近復職したばかり。夫は帰りが遅くワンオペ育児に奮闘中。