毎年恒例のキャンプ
私の通っていた中学校は、毎年7月になると2泊3日のキャンプがありました。生徒は全員強制参加で、しかもキャンプ中はお風呂に入ることができません。3年生にもなると女子の多くは「キャンプと生理の日が被ったら嫌だな〜」と心配していました。
一方、当時の私は生理不順だったため、「まさかキャンプの日にくることはないだろう」とあまり深く考えていませんでした。ただ一応、ナプキンと予備の下着は持っていくことに。
よりによって今!?
そして、キャンプ初日は何事もなく楽しく過ごしたのですが、問題は2日目でした。朝、トイレに行くと下着に経血が! 「げっ! よりによって今!」と驚きながら、下着を新しい物に交換し、生理用ナプキンを着けました。
これでなんとかなると思ったのですが、キャンプではシャワーを浴びることができないため、デリケートゾーンが蒸れてしまい、かゆくてなかなか寝付けず……。あとから聞いた話ですが、キャンプと生理が被った生徒の中には、おしり拭きを持参して、デリケートゾーンをきれいにしていた子もいたようです。
次の日、家に帰ってお風呂に入れたときは、蒸れから解放されてとても気持ちよかったのを覚えています。入りたいときにお風呂に入れることのありがたさを実感した出来事でした。
著者/堀川京香
作画/まっふ
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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