ご飯が進むさっぱりおかず
NHK『きょうの料理』(2013年9月5日)で料理家・栗原はるみさんが紹介していた「揚げなすのピリ辛香味づけ」。
こんがり揚げたなすをしょうゆベースの甘酸っぱいタレに漬け込んだ一品です。
しょうがやにんにくが効いたパンチのある味付けで、ご飯との相性が抜群。
なすを8本使うレシピなので、大量消費したいときにもぴったりです。
さっそく作っていきましょう。
栗原はるみさん「揚げなすのピリ辛香味づけ」の作り方
材料(およそ5人分)
・なす…8本(700g)
・ねぎ (みじん切り)…大さじ2
・揚げ油…適量
【A】
・しょうゆ…大さじ6
・みりん…大さじ6
・酢…大さじ4
・砂糖…大さじ2~2+1/2
・豆板醤…小さじ1~2
【B】
・にんにく (みじん切り)…小さじ1
・しょうが (みじん切り)…小さじ1
作り方①調味料を混ぜ合わせる
【A】と【B】をよく混ぜ合わせ、深めの容器に入れておきます。
後の工程で揚げなすを入れるので、油汚れが落ちやすいガラスやホーローの容器を使うのがおすすめです。
作り方②なすを切る
なすはよく洗ってヘタを落とし、3cm厚さの輪切りにします。
少し分厚すぎやしませんか……と心配になりますが、揚げると一回り小さくなるので気にせず切っていきましょう。
作り方③なすを揚げる
180℃で熱した揚げ油でなすを揚げましょう。
表面が軽く色づき、箸で挟むと少しへこむくらいやわらかくなったら、引き上げて油を切ります。
なすは水分が多く油が跳ねやすいので、濡れている場合はキッチンペーパーで拭き取ってから揚げるのがおすすめです。
作り方④調味液に浸す
熱いうちに①に入れ、ねぎを加えます。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて味をなじませましょう。
すぐ食べられますが、1時間以上おくと味がよく染みておいしくなります。保存容器に入れて、冷蔵庫で約2〜3日間保存できますよ。
トロトロ食感がたまらない!
冷蔵庫でキーンと冷やしたなすは、しっかり味が染み込んでいてトロットロ。噛むとなすの水分と旨みがドバッと溢れ出します。
揚げているから油っぽいのかと思いきや、意外にもさっぱり。しょうがの風味とにんにくのガツンとした香りがクセになります。
ほどよい酸味、しょうゆとみりんの甘辛さがよく合い、ご飯をかき込みたくなる味です。
今回はご飯と合わせましたが、ゆでた豚肉と一緒にそうめんにのせても絶対おいしい!
漬けダレのレシピを覚えておけば、オクラやパプリカ、ズッキーニなど他の野菜でも応用できそうです。
ちなみに、豆板醤を小さじ1入れて作ってみたところ、辛いものが苦手な方や子どもでも食べられそうなほどマイルドでした。
刺激的な味が好きな方は小さじ2以上入れるのがおすすめです。
オイルコーティングで栄養を無駄なく!
正直、揚げるのは面倒くさいし、カロリーも気になる……と思っている方も多いはず。
なすの皮に含まれる栄養素は水に溶けやすいので、蒸したりゆでたりすると流れ出てしまいます。
素揚げして表面を油でコーティングすることで流出が抑えられ、色も鮮やかになるんです。
手間はかかりますが、栄養を無駄なく摂れて見た目のクオリティもグンと上がりますよ。
カロリーを抑えたい場合は、揚げ終わったあと、熱いうちに熱湯を回しかけて水気を拭き取りましょう。 余分な油が抜けてあっさりと仕上がります。
暑い日に食べたい永久保存レシピ
栗原はるみさんの「揚げなすのピリ辛香味づけ」は、香味野菜の風味が効いたやみつきになる逸品でした。
気温が上がるこれからの時期にぴったりなので、ぜひ試してみてくださいね。