そんなこと言う!?
娘が3歳のころの出来事です。夕飯の準備の時間に、娘は私のスマホで動画を見ていました。夕飯ができたので「おしまいね」と言って娘からスマホを返してもらうと、ママ友から「かわいいね」というメッセージが届いています。そのママ友は人の悪口を言うことが多く、あまり関わらないようにと避けていた人物……。何の話!? と思い急いで送信履歴を見返すと、動画を見ていると思った娘はなんとママ友へ写真を送っていたのです! 「え? この人に写真送ったの?」と娘に聞いてみると、本人はよく分かっていない様子。ママ友に誤送信したのは、数日前にフォトスタジオで撮った七五三の写真です。すぐに「娘が誤送信しちゃった。ごめんね」とママ友へ送ると「自分の娘のかわいいでしょ自慢したかったの?」と言われて少し驚いていまいました。「違うよ、本当に娘が間違えて送っちゃったの」と伝えると、「へぇ~、まぁどっちでもいいけど。もう自慢するのはやめてね」と言われてしまいました……。どうやら、私が娘自慢をしたくて送ったと思っているよう。再度否定しようかとも思ったのですが、わかってもらえないだろうと感じて諦めました。
娘に動画を見せるときに、管理をきちんとできていなかった私にも原因があると思い反省。今はスマホではなくタブレットを渡すようにし、動画を見ているときは他の機能に触らないように伝えています。もし私がママ友側の立ち場になったときは、相手を疑わず、やさしく対応しようと感じた出来事です。
作画/ Pappayappa
著者:大谷りほ
4歳の娘と1歳の息子を育てるアラサーママ。共働きで転勤族。夫はいつも繁忙期のように帰宅が遅いため、平日はほぼワンオペ状態で仕事と育児に奔走している。家の中のBGMは娘のおしゃべりと歌声。