先輩からかけられた冷たい言葉…
息子が1歳のころ、私が育休中の話です。ソファに置いてあった私のスマホを息子が発見し、勝手に私の職場へ電話を掛けてしまいました! 慌てて息子からスマホを取り上げようとしますが離してくれず、とうとう職場の先輩と電話が繋がってしまいます。私は電話に出た先兵に事情を説明し、「すみません……」と謝罪ました。すると、先輩は大きなため息をつき「子育て大変アピールやめてくれるかな? あなたが休んでるぶん、残業続いてるんだよね……」とピシャリ。あまりの冷たい口ぶりに私は涙が出そうに。悲しい気持ちを堪えて「本当にすみませんでした」と謝り、電話を切りました。スマホにロックをかけ、電話をかけられないように対策したものの、私はモヤモヤ。
するとすぐにまた私の職場から電話が。「怒られるのかな……」と不安になりながら電話に出ると、先輩ではなく上司でした。上司は「◯◯さん(先輩)、いつも定時で帰っているから、気にせず子育て頑張ってね」とやさしく声をかけてくれたのです。先輩はどうやら、私だけではなく同僚やパートさんに対しても「仕事が遅い」「私ならもっとうまくできる」など嫌みを繰り返してトラブルを起こしているようでした。
先輩は元々言いたいことをズバッというタイプだったのですが、嫌みまで言うようになっていると聞いて驚きました。育休中のため、職場の状況がわかっていなかった私。今回はたまたま上司から直接連絡をもらえましたが、今後は嫌みを言う本人の言葉を鵜呑みにせず、職場の同僚などにいったん相談したほうがいいなと感じた出来事です。
作画/ ひのっしー
著者:大谷りほ
4歳の娘と1歳の息子を育てるアラサーママ。共働きで転勤族。夫はいつも繁忙期のように帰宅が遅いため、平日はほぼワンオペ状態で仕事と育児に奔走している。家の中のBGMは娘のおしゃべりと歌声。