主治医から処方された薬は…
看護師さんに案内してもらい、大部屋へと移動したにしこさん。痛み止めの点滴を打ってもらったあと、彼氏のうみくんに「入院に必要な物を持ってきてほしい」とメッセージを送っていると、主治医が「にしこさん? カーテンを開けてもいいですか?」と病室にやってきて……?
「そろそろ夕食の時間だから食後の薬を渡しておくね」と言いながら主治医がにしこさんに手渡したのは、2種類の内服薬でした。そのうちの1つは鉄剤で、飲むと大便が黒くなることがあるそう。これは、体内で吸収されなかった鉄分が酸化によって黒色になり、便に混じって黒くなる……という仕組みなのだとか。その後、主治医は「また明日の検査で」と言い残し、病室を去って行ったのでした。
当時を振り返って「残念ながらもう1つの薬の種類はまったく覚えていません」と語るにしこさん。一方で、鉄剤の説明だけはキッチリ覚えていたのは、「便が黒くなる」という言葉のインパクトが強かったからかもしれませんね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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