何もわかっていない夫
いろいろな出産動画を見て感動していたら、横で見ていた夫が「それって大げさにやっているよね(笑)」と言ってきました。
そのひと言に“離婚”の文字がよぎり……、22時を過ぎていましたが自宅を飛び出しました。それから気持ちを落ち着けようと、1時間ほど近所を歩くことに。
このことが影響したかはわかりませんが、そのあと予定日より早く陣痛がきて出産。産後しばらくは実家で過ごしました。夫は週に1度やってきましたが、赤ちゃんのお世話はほとんどせず。沐浴にいたっては「怖いから」と一度もしませんでした。
積もり積もったものが爆発し、「みんな最初はやったことがない! やろうと思う気持ちがあればできるわ! 出産のことも“大げさ”とか言う人でなし!」と怒り散らしたら改心したようで、育児について調べ始めました。
謝られましたが、今でも恨みは消えません。産後の恨みは一生ですね。
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出産はママにとっても、赤ちゃんにとっても命がけ。それを“大げさ”と言われたら……、男性側も一度体験してほしいと思ってしまいますね。
ふたりの子どもなので、男性側も理解しよう、やってみようとする気持ちが大切。出産も育児もママひとりでなく、“ふたりで乗り切る”という意識が広まっていくといいですよね。
著者:篠崎由紀子/女性・会社員。2歳の子どもを育てるワーキングママ。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています