隣県の友人との集合場所は…
隣県に住む同月齢の子を持つママ友と遊ぶ約束をしましたが、私はひとつママ友に困っていることがありました。それは、ママ友はいつも私が住む県に来ようとせず、ママ友が住む隣県を集合場所にすることです。生後10カ月になりチャイルドシートを嫌がる娘の機嫌をとりながら隣県まで行くのは大変で、やむを得ず高速道路を使うこともありましたが、往復約4,000円と痛い出費に。とはいえ、地元にママ友がいなかった私にとって、隣県のママ友と過ごす時間はリフレッシュタイムになっていたので、多少の出費は我慢していました。
翌月もママ友から遊びの誘いをもらいましたが、やはり集合場所は隣県のママ友宅。我慢ができなった私はメッセージアプリで「たまにはこっちに遊びに来てよ!」と提案。すると、ママ友は「ん〜、交通費もったいないからな……」と渋ってきます。「それに来てくれる時は、お菓子を用意したり部屋もきれいにしてるじゃん! こっちも大変なんだし、お互い様でしょ〜?」とのこと。確かに準備が大変なことは理解していますし、感謝もしていますが……。やはり毎回往復4,000円かかっているのは家計的にしんどいですし、そのことをなかなか理解してくれないママ友にも少しモヤモヤしてしまいます。
そこで私は、「じゃあ、間をとって県境の公園に行ってみる?」とさらに提案。すぐに返信が返ってこなかったのですが、しばらくして「今月はやっぱり都合悪いかも。また連絡するね」とママ友からやんわり断りのメッセージが……。ママ友は、自腹を切ってまで私と遊びたいわけではなかったのだな、と察した私。それ以来、ママ友から遊びに誘われることがなくなり、私からも誘わないため以前のように遊ぶこともなくなりましたが、後悔はしていません。この出来事をきっかけに、地域の子育て広場や公園にもっと出かけてみようと思えるようになり、仲良しのママ友が何人か新しくできて、よかったと思っています。
今回の件で、お互いの家が遠い場合は、集合場所をお互いの家の間あたりにする、ガソリン代は交代で払う、など相手への気づかいが必要だと感じました。育児の悩みを相談したり、日々のストレスを吐き出したりとリフレッシュにもなるママ友との集まり。せっかくならお互いが気持ちのいい関係を築きたいと思った出来事です。
作画/ Pappayappa
著者:伊藤まりな
1歳の娘を育てる20代のママ。娘が生後7カ月のときに復職。夫は残業で帰宅時間が遅く、平日はワンオペに奮闘。子どもを寝かしつけたあとに、こっそり食べるスイーツが日々の楽しみ。