話と違うんですけど!?
ある日、小学3年生の長女と同じ小学校に子どもを通わせているママ友から「クッキングのイベントを開催するから、よかったら参加してみない?」とメールがありました。その日は予定がなかったので参加してみることに。参加費は2,000円と聞いていましたが、当日行ってみると材料費と施設利用費としてプラス3000円も必要だと言われ、合計5,000円をその場で支払うことに……。「話が違う!」と怒りたい気持ちもありましたが、作った料理はおいしかったし、「まあ、ちゃんと確認しなかった私も悪いかな……?」とその場では本音をグッとこらえました。
その後も2週間に1回ほどのペースでイベントの案内メールがママ友から送られてくるので、私は正直に「ごめんなさい。参加費が高すぎるので、何度も参加するのは難しいです」と返信。すると主催のママ友から「え? これくらいの参加費なんて当たり前だよ……?」「貧乏なのかな……。娘ちゃんたち、ごはん食べられてる? イベントに来たらごはん食べられるのに!」と次々に信じられないメッセージが届きます。あまりにも失礼すぎるママ友からの返信に、悲しみや怒りを通り越して、一気に冷めた気持ちに……。これ以上関わると心が疲弊するなと感じたので、返信はしないことに。元々子どもの参観日などでしか会わない関係だったので、連絡先をブロック。すると、モヤモヤした気持ちがスッと晴れました。
相手の気持ちを考えない発言は、簡単に人との繋がりをこわしてしまうものだと実感。私も家族や友だちに対して、自分の気持ちを一方的に押しつけないよう気をつけようと感じた出来事です。
作画/ yoichigo
著者:佐々木まいか
20歳で結婚・出産をした、小学1年生と3年生の女の子2人を育てるママ。夫は単身赴任中でほぼワンオペの日々だが、休日は子どもと一緒に遠出をしたり推し活をしたりと、女子3人で楽しく過ごしている。