え、それ本気…?
ママ友と「行ってみたいね!」と話していたカフェは、ママ友の家から車で10分ほどの距離にあります。しかし駐車場が少なく「車は1グループにつき1台まで」という決まりがありました。そこで私たちは、ママ友の家に一度集合し、車に乗り合わせて移動することにします。ママ友の家に車で向かい、私が「娘のチャイルドシート、そっちの車に乗せるね!」と準備を始めると、ママ友は「すぐそこまでだからいらないよ〜、抱っこでいいんじゃない?」と笑顔……。「危ないから、そんなことはできないよ!」と私は慌てて言い返しますが、ママ友は「〇〇(私)ってもしかして神経質ママ? 近いんだし大丈夫だって」と聞く耳を持ちません。その発言にドン引きした私は「それならカフェに行くのはやめよう」とはっきり言いました。するとママ友は、「わかったわかった! チャイルドシート移動しよー」と少しだるそうにいいます。一瞬気まずくなりましたが、大学時代からの友人ということもあり、その後は何ごともなかったかのように会話を楽しみました。
しかし、ママ友との危機意識の違いには驚きました。いくら近い場所とはいっても、万が一の事故があっては後悔してもしきれません。その後は、そのママ友と遊ぶときはどちらかの家か、現地集合にして過ごすようにしています。
作画/ Pappayappa
著者:高田絵里
生後10カ月の娘を育てる20代のママ。娘が生後7カ月のときに復職。夫は残業で帰宅時間が遅く、平日はほぼワンオペ。子どもを寝かしつけたあとに、自分へのご褒美で食べるスイーツが大好き。