結婚式当日に後輩から失礼な連絡が
40歳で結婚が決まった私は、結婚式の準備に追われていました。そんな中、招待していないはずの会社の後輩から「結婚式にいけなくてごめんなさーい」と連絡が。20歳の彼女は、新入社員として入社してから私の下について仕事をしていましたが、結婚式に招待するほど親しいわけではありません。突然の連絡にハテナが浮かんだものの、私はやんわりと「大丈夫」と伝えました。
すると、彼女から「私も結婚することになったんですー!」と続けて連絡が入りました。
それから彼女は、「花嫁修業が大変」だとか、「豪邸に住むから掃除が大変、だけど便利な家電を買うから苦労なんてしないけど♪」など、自慢話にも聞こえるようなメッセージを連投。なぜ私にそんな話をするのか、私は疑問に思ってしまいました。
そして、「私、寿退社するんで、もう先輩後輩とか関係ないですよね?」という言葉を皮切りに……。
「前から思ってたんですけど、オバサンのウェディングドレス、見せられる身にもなってくださいよー」「恥をかく前に結婚式をやめたらいいのに。ていうか結婚なんかできないでしょうけどw」
と、次々と目を疑うメッセージが……。後輩からは言葉を一方的にぶつけられ、そのまま連絡を区切られてしまいました。
結婚も結婚式もキャンセルに
その後、なんと彼から「結婚はやめよう。結婚式のキャンセル料も、俺が全部払う」という連絡が届き……。こうして私は、結婚直前でパートナーから別れを告げられてしまうこととなったのです。
すると、このタイミングを見計らったかのように、会社の後輩からメッセージが届きました。
「先輩、結婚式できなくて残念でしたね。仕方ないですよねー? あなたの婚約者さん、先輩より若くてかわいい彼女ができちゃったんですから♪」。
「え? 彼女って?」と聞くと、「あなたは新郎を奪われたってことなんですよ! 私と彼、実は先輩に隠れて1年くらいお付き合いしてましたー♪」と信じられない言葉が。
どうやら、後輩は私の婚約者と浮気していたようなのです。そして彼は私ではなく後輩との結婚を選んだということなのでしょう。私があっさり別れに応じるよう、彼は「結婚式のキャンセル料を全部払う」と言ったのだと気付いてしまいました。
彼に捨てられた身の私。もう何を言うことはありません。ただ……結婚を前に、気がかりだったことがひとつだけありました。後輩が彼と結婚するのであれば、その「気がかりだったこと」に直面するはずです。
私は最後に「言っておくけれど、私は何も助けてあげられないから」とだけ彼女に伝えたのでした。
ルンルンで入籍した後輩。しかし…
その後、後輩と彼は入籍したようです。
入籍してから約1カ月が経ったころ、後輩から「こんなの聞いてない!」と連絡がきました。どうやら新婚生活は散々なものらしいです。そう、私が「気がかりだったこと」に、まさに直面してしまっているようでした。
私「もしかして、ご両親のこととか?」
彼女「やっぱり知っていたのね!?」
実は彼の母――義母にあたる人は、かなりの息子ラブ人間。本当は、彼が結婚することに対して気持ちよく思っていないのです。
彼と結婚を控えていたころ、私は彼の母からかなりつらく当たられていました。「結婚したら同居は当たり前」と言われ、彼と住んでいたマンションを勝手に解約されたり、「花嫁修業だ」としながらもただただ文句を言われ続けたり……。彼のことが好きで結婚したい気持ちがあったからこそ、結婚したら「嫁姑問題」をどうしたらいいのか……。私は、彼の母との関係にずっと悩んでいたのです。
婚約者を奪った後輩の末路
そのことを後輩にすべて伝えると、「そんな……思ってたのと違うじゃないですか……」とうなだれていました。
「こんなの嫌です! 助けてください!」と言われましたが、正直他人となった私に何もできることはありません。「自分の家族に助けてもらったらどう?」そう言うと、彼女は自分の親から「人様の婚約者を奪った結婚なんて認めない」と言われているようで、頼れる身内もいないのだとか。
その後、風のたよりでは後輩は義実家から逃げだして離婚したと聞きました。
私はというと、婚約中に浮気していた2人にきっちり慰謝料を請求することにしました。今は元の生活に戻り、これからのことをゆっくり考えたいと思っています。
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