義母の困った行動
孫のことが大好きな義母は、なかなか孫たちに会えないことが寂しいのか、娘が通っている保育所が休みの日曜日にアポ無しでわが家に来る事もしばしば。娘をかわいがってくれるのはうれしいのですが、アポ無しで来られると私も不在の場合などに困るので、夫にその旨を相談し、せめて『何時くらいに行く』と連絡がほしいと伝えてもらいました。しかし義母は、「息子の家に行くのに、アポなんか必要ない!」と言い張り、アポ無し訪問をやめてくれません。
困った私は、義姉に相談しました。すると、パッタリ! 義母がわが家に来る事がなくなりました。私は、少しは気にしてくれたのかな? くらいに思い、深く考えずにいたのですが……。
ある日、娘を保育所に迎えに行くと、なんと娘がいないのです! 先生に事情を聞くと、「おばあちゃんがお迎えに来て帰りました」と言われました。当時は代理のお迎えに対して特に規定はなく、お迎えに来たと言われれば、本人確認などはせず引渡していました。私は驚いて、義母に無断でお迎えに行かないでほしいと伝えます。
このことを義姉に相談すると、義母に強めに言ってくれたらしく、それ以降アポ無し訪問もなくなり、勝手に保育所から連れて帰る事もなくなりました。保育所で本人確認を細かくするようになったのはそれからしばらく経ってからのこと。今だったら連れ去り事件になりそうなことを、義母が何とも思っていないことにも驚いた一件でした。義母にはただ「やめて」と言うのではなく、具体的な理由を添えて伝えればよかったかもしれません。
作画/赤身まぐろ
著者:月岡 佑
22歳、20歳、13歳の三姉妹の母。工場にパート勤務をしている。趣味は映画鑑賞。