几帳面な義母が私の誕生日を忘れている?
義母とは付き合いが10年以上になります。私は毎年、義母の誕生日をお祝いしてきましたし、義母も私の誕生日には必ずLINEでお祝いのメッセージを送ってくれていました。
ところが結婚8年目の年だけ、私の誕生日当日に義母から一切連絡がなかったのです。
義母はとても細かい性格で、親戚全員の誕生日をカレンダーに書き込み、毎年欠かさずお祝いの言葉をかけています。もちろん私の誕生日もカレンダーに記入されていました。
そんな義母でしたが、このときは誕生日の翌日になってから、
「忘れてました。おめでとう」
とだけLINEが届いたのです。
温厚な夫が怒りを漏らすほどの“違和感”
義母は、不満があると態度に出やすいところがあります。このときも、私に対して何か思うところがあったのだろうとは感じましたが、私自身はまったく心当たりがありませんでした。
そんな中、普段穏やかな夫でさえ、この件には明らかに怒りを感じている様子でした。
「義母の几帳面さを考えたら、“うっかり忘れた”なんてありえないよね」と夫はぽつり。
そして徐々に本音がこぼれました。
「もし何か不満があるなら、はっきり言えばいいのに。わざと忘れたふりするなんて、大人げないよ」
「翌日に送って、俺から“忘れてるよ”と指摘されないように計算してる気がして……こういうやり方、本当にイヤだ」
と、珍しく強い口調。
義母の意図が読めないことにも、夫としてはかなりモヤモヤしたようです。
私は夫に、「私のことで波風を立てたくない」と伝えたため、夫は義母へ直接連絡するのは控え、しばらく距離を置くことにしました。
私の“正直すぎる性格”が裏目に出た?
私は義母に対して気をつかっているつもりですが、言わなくてもいいことまで正直に言いすぎてしまうところがあります。以前、義母からもらった靴のサイズが合わず、友人に譲ったことをそのまま伝えてしまって、義母が機嫌を損ねてしまったこともありました。
今回も、もしかしたら私が無意識のうちに失礼なことを言っていたのかもしれません。しかし、どうしても思い当たることがないまま時間だけが過ぎ、なんとも釈然としない気持ちでした。
時間が経ち、ほとぼりが冷めたころ。夫が義母に「何をそんなに気にしていたのか」を聞くことができました。
すると義母の本音は思いもよらないものでした。
私の誕生日前に台風が来ていたのに、私から「被害は大丈夫ですか?」と連絡がなかったことを寂しく感じ、「自分がないがしろにされている」と受け取ってしまったのだそうです。その気持ちが引っかかり、素直に誕生日メッセージを送れなかったとのことでした。
義母の気持ちを知り、「日頃のちょっとしたコミュニケーションって、本当に大事なんだな」と痛感しました。
それ以来、10日に1度は私から義母へ連絡を入れるように。以前よりも会話が増え、関係も少しずつ良い方向に変わっていったように感じています。
これからも、こまめにコミュニケーションをとることを意識していこうと思っています。
著者:花坂 芽以/30代女性。2016年生まれの女の子と2020年生まれの男の子の2児の母。趣味はネイルで、最新家電や最新のファッションにも関心あり。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
※AI生成画像を使用しています