キャンプの途中で
小学6年生のとき、地元のガールスカウトに所属していた私。その課外活動の一環で、この日はキャンプをおこなっていました。
班のみんなで協力して夕飯のカレーを作ったり、キャンプファイヤーをして夜の景色を楽しんだりしていました。しかし、キャンプファイヤーの途中で、私は下着に違和感を覚え「なんか濡れてる? もしかして生理?」と思い、トイレに行くことに。
そして、トイレで下着を確認したところ、やはり生理がきていました。生理予定日はまだ先だったので、何も生理用品を持ってきておらず……。困った私は、思い切って班長に相談することにしました。
班長の対応に感激
すると、班長は「もしものときに用意していた生理用品があるから使って。体調は大丈夫?」とナプキンを渡してくれたのです。しかも、昼用のナプキンだけでなく夜用のナプキンも渡してくれたため、寝ている間も安心して過ごすことができました。
班長には感謝の気持ちでいっぱいですし、「困ったことがあったらいつでも言ってね」とやさしく気づかってくれたおかげで、突然の生理に困ることなく思い出に残る楽しいキャンプになりました。
ガールスカウトは中学卒業のタイミングで退団しましたが、このときの出来事は今でも鮮明に覚えています。班長の行動のおかげで、とても安心してキャンプを過ごすことができたので、もし生理で困っている人がいたら、私もやさしく手を差し伸べてあげられる人になりたいです。
著者/光丘月乃
作画/ふるみ
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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