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失踪した婚約者から10年ぶりの連絡「結婚式の続きやろう!」⇒望み通り会場を予約して待っていた結果

私はかつて、結婚式の前日に婚約者に捨てられた経験があります。その後はかなりのショックとトラウマでつらい日々を送りました。ところがあれから10年して、いきなり元婚約者から連絡が来たのです。

 

今さら何の用?

「久しぶり! お前、まだ独身なんだよな?」

 

10年前、結婚式の前日にこつ然と姿を消した元カレから突然メッセージが届き、ただでさえビックリなのに、その内容がこれ。自分勝手さは変わっていないようです。

 

「あなた自分が何をしたのか忘れたの? よくも結婚式前日に失踪してくれたわね……。新郎に逃げられた花嫁って陰口もたたかれて、とてもみじめだったわ。心療内科にも通ったほどよ」

 

「悪かった。若気の至りだ。結婚して自由がなくなるのが怖くなってさ。今日連絡したのは、俺が反省しているってことをお前に伝えたかったからだ。傷つけて本当にごめん……」

 

そしてなんと、謝るだけではなく、驚きのひと言が飛び出てきました。

 

予想外の展開に!

「俺、まだお前のことを引きずっているんだ。今のお前の様子が知りたくてちょっと調べたら、出世してかなり稼いでいるんだってな。さすがだよ、かっこいいな」などと言うのです。そして、空白期間などなかったかのようにさんざん褒めたてた後……。

 

「10年前は突然いなくなって悪かったな」

 

「結婚する覚悟が決まったから式の続きをやろう!」

 

「わかった、会場予約するね」

 

私はもちろん内心ドン引き。今さら何だというのでしょう。「本当にそう思っているの?」と尋ねると、悪びれもせず「信じろよ、俺のことまだ好きなんだろ」の一点張り。私は覚悟を決めました。

 

そして、やり直すなら10年前に挙式するはずだったホテルでしたい、私が全部準備しておくから楽しみに待っていて、とだけ伝えました。

 

 

式当日のサプラ~イズ!

いよいよ約束の式当日。良くも悪くも私に素直に従って、式の準備についてノータッチだった彼。そのおかげでこちらの計画は準備万全です。「中央の扉から会場に入ってきてね。サプライズがあるから♡」とメッセージを送っておいた通り、私が待ち構える会場の中央扉がギギーッと開いて……。

 

「何だ? なんでお前らがここに!?」と、タキシード姿の彼はギョッとした顔で絶叫。

 

私は「サプライズ大成功! 今まであんたがだましてきた女の子たち全員を招待したから」と種明かしをしてあげました。

 

そう。あれからヤツのことを調べたら、出てくるわ出てくるわ。婚約後にお金を出した途端に逃げられた元カノたちが10人以上いたのです。私にすり寄ってきたのも、私の年収を知ったからのよう。

 

「あんたは女の敵よ。仕返しの機会をくれてありがと。あとは皆さんが慰謝料を請求するそうよ。今日はこれまでのあんたの悪行を披露する会ってわけ」

 

こうして彼は、多額の慰謝料返済に追われるという自業自得の結末を迎えました。一方の私は、10年越しに報復できたことで完全に吹っ切れたおかげか、直後にすてきな出会いに恵まれました。今は幸せな結婚生活を満喫しています。

 

--------------

 

憎しみは何も生まない、という言葉はよく聞きますが、そうすることで前に進めるケースもあるのですね。これぞ10年越しの特大スッキリですね。

 

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