仕事復帰、そして保育園入園を機に断乳を意識される人もいるのではないでしょうか。しかし準備なく断乳を始めてしまうと、おっぱいトラブルを起こしてしまうことも。「もうほとんど母乳が出ていないから」と思い、突然断乳したことでトラブルを起こしてしまった私の経験談をお話します。
突然の断乳で大失敗。乳腺炎になりかける
第一子は生後7カ月で保育園入園後、約半年間授乳を続けていました。給食を含め、食事をあまり食べてくれないこと、そしてなにより夜泣きもあり、夜間授乳は1時間ごとになっていました。
そこで保育園の先生と相談のうえ、1歳過ぎに断乳に踏み切りました。あまり母乳も出ていないから大丈夫かなと思いきや、断乳2日目でおっぱいはパンパン……。搾乳してもまったく効果ありません。乳腺炎一歩手前になり、急いで母乳外来に駆け込みました。
断乳前から親子でケアが必要
施術しながら母乳外来の助産師さんは「本当だったら断乳を考えた1カ月くらい前から計画的なケアをしていきたいんだけどね」と説明してくれました。
おっぱいのケアとともに、子どもに心の準備を整えてもらう大切な期間でもあるとのこと。ただし突然卒乳となることもあるので、その場合はなるべく早めの事後ケアが重要との話を聞きました。事実、第三子は卒乳に近い形で急に飲まなくなったので、あわてて母乳マッサージに行きました。
断乳後は専門家によるお手入れが大切
また、ほとんど母乳が出ていない場合でも、残乳があるとしこりになってしまうなどのトラブルも考えられるとのこと。断乳・卒乳が成功しても、一度は助産師による母乳マッサージを受け、おっぱいの状態確認をしてもらうことが大切だと聞きました。母乳マッサージにもさまざまな種類があるようですが、私が受けたものは乳腺炎のときも含め、あまり痛みを感じませんでしたよ。
私は助産院の母乳外来で母乳マッサージを受けましたが、産婦人科でも受けることができます。また、料金は全額自己負担ですが、確定申告時の医療費控除の対象になります。保育園入園前は混み合うこともあるようです。直前になってあせらないように情報収集をしておくといいかもしれませんね。(TEXT:ママライター東慶子)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。